留学状況
2月23日にジュネーヴに到着した。ヘルシンキでの乗換えでは入国審査で手間取ったが、つつがなくジュネーヴに到着することができた。空港ではCERNでお世話をしてくれる堂下さんが出迎えてくれ、すぐにCERNの宿舎に向かった。CERNでの身分の登録は次の日に行った。
25日にはユーリ氏による英語での講義があった。
28日には国連の欧州本部の見学をした。そこでは図書館や大小の会議室、国際連盟の資料館に立ち入ることができた。またhuman rightsの問題やリビア情勢の悪化などを受けてヒラリー・クリントンが国連を訪れており、到着したところを直に見ることができた。
3月1日から3日までCERNの施設の見学をした。ATLASのオペレーションルームやCCC、反陽子減速機ADなどを見学することができた。またCOMPASSの見学もすることができ、ここでは実際に観測機のすぐそばまで行くことができた。
空き時間を利用してスイスの色々な都市を観光することができた。ベルン、ローザンヌ、ジュネーヴに行くことができた。
留学による成果・感想
初めての海外渡航であり、日本と外国の文化について知る良い機会となった。今回のCERN研修では例年よりも自由行動の時間が長かったらしいが、多様な文化を知る上で良かったと思う。特にスイスではドイツやフランス、イタリア等と国境を接していて、各都市で多様な文化の形態に触れることができた。また今回は行けなくて残念だったが、フランスとの国境も近いためフランス南西部の都市にも行くことができる。外国の文化を知るのにジュネーヴは適していると思う。
CERNではなかなか見ることのできない世界最先端の加速器の技術を見ることができたことが良かった。施設を見学する時、そこで実際に働いている職員から直接説明を受けることができ見識を広げることができた。
今回行ったジュネーヴはフランス語圏ということもあり、フランス語で話しかけられることも多かった。私は第二外国語でドイツ語を選択していたため、あまりフランス語を話すことができなかったCERN内でも食堂などでフランス語を使うので、簡単なフランス語を話せるようにした方が良かったと思う。
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