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医学部 浅野  早織

アメリカの医療現場、病院を訪問して

 アメリカ ミズーリ州にて救急救命士をしている知り合いのお宅にお邪魔をし、アメリカの医療人の生活、また病院そしてミズーリ州にあるWashington University in St Louisの附属病院を見学してきました。まず、アメリカの医療現場で働く方の話を聞くことができ、日本との違いを様々点で感じることができた。
 まず、日本にはない症例がたくさん集まるということ(銃や麻薬が多いアメリカならではの症例が多くあるとのこと)そして医療保険制度の違いやその改革過程について、そして女性(訪問した家族の奥さんは救命士)が医療現場で働くということに対する社会の認識、サポートなどの点において日本大きく異なっているということが分かった。
 ミズーリにある救命士が指令を受けるまで待機する施設も見学することができた。非常にひろく、日々緊張をして仕事を続ける医療人たちがリラックスできるように様々な工夫がされているのがところどころ見られた。
 そして、Washington University in St Louisの附属病院、キャンパス見学も行った。 Washington University in St Louisの医学部は全米3位の実力で、非常に優秀な人材がたくさん集まっているとのことだった。病院は非常に大きく、小児科においては専門の病院として併設されており、様々な特殊な症例の患者さんが全米から受診をしに来ているとの事だった。お邪魔したおたくのお子さんは養子で実母が麻薬中毒のため子供を手放したが、すでに子供も生まれた時から麻薬の成分が体に取り込まれた状態だったためその病院でしばらく治療を受けていたとのことだった。そういったケースが稀ではなくアメリカにおいては非常に多くそういった症例にたいする病院の対応も非常に準備されているとのことだった。そしてキャンパスでは外国人学生を目にすることができた。さまざまな国からきた学生が集まり、医学について学んでいる姿は非常に刺激的であった。アメリカの医学部は大学を卒業のちの大学院扱いなのもあり、様々なバックグラウンドをもつ学生が多いということもわかった。
 今回、アメリカの医療、大学(医学部)を見ることができ、普段触れることのない文化や考え方に触れることができ非常によかった。これからの大学生活においてもここで得たものをうまく自分の中で吸収し、活かしていきたいと思った。