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医学部  大黒 顕佑

香港での英会話実践とQueen Elizabeth Hospitalの見学

 英会話の実践と病院見学を目的とし、3泊4日の日程で香港に行ってきました。
@英会話の実践
 香港では英語が公用語に位置づけられていることもあり、殆どの場面で英語が通じました。ただ、全員が流暢な英語を話す訳ではなく、発音にも癖があり、聞き取りにくい場面も多々ありました。中には全く英語が話せない人もいました(今回見学したQueen Elizabeth Hospitalの窓口の人も英語が全く通じない人がいました)。しかし、大部分の人とは英語で意思疎通が可能で、日常生活レベルであれば殆ど不自由はないと感じました。
 英話でのコミュニケーションでは、こちらの英語力不足もあり、意思をうまく伝えられないことや相手の言っていることがわからないことが何度かありましたが、結果的には十分に意思疎通ができたと思います。その際、言葉自体はもちろんですが、同時に、紙に書いてみたり身振りで示してみることがコミュニケーションをとる上で非常に助けになると痛感しました。
 A病院見学
 香港最大の公立病院、Queen Elizabeth Hospitalを見学してきました。今回は急な渡航先の変更があり、病院側にアポを取ることが出来なかったため、病院の外観のみの見学となりました。
 病院は外来、入院病棟、手術室と機能ごとにいくつかのビルに別れていました。正面のエントランスはホテルのロビーのようで、日本の病院よりも広々とスペースが使われているような印象を受けました。
 外来病棟は6階(日本で言う7階)建てのビルになっており、こちらはどちらかというと狭い空間に機能を押し込めていおり、より香港らしいといった印象でした。
 香港の公立病院では患者の外来での負担が一律HK$100(日本円で約1000円、旅行時)と決まっていて、私立病院より圧倒的に安く、そのため患者が殺到し、待ち時間が非常に長いとのことでした。また、入院時にもいろいろなものがセルフサービスだそうです。私立病院は負担が大きい反面サービスが充実しており、そういうところで差別化を図っているように感じました。
 Bその他
 香港では数年前に流行したSARSの教訓からか、伝染病予防に対する意識が高いように感じられました。道端の電光掲示板には「咳やくしゃみをするときは口を押さえよう」という表示も見られました。日本でも新型インフルエンザの流行以来、スーパーや公共施設の入口などに消毒液がおいてありますが、すでに形骸化しているように感じられます。実際にSARSで大きな被害を被ったから、というのもあるのでしょうが、こういった姿勢は見習うべきだと思いました。
 

病院外観
病院案内図
エントランス前
エントランス内