はじめての海外渡航
はじめに、このたびこのような貴重な機会を与えていただけたことを大変感謝しています。私にとっては、このアメリカ行きがはじめての海外渡航であり、こうした体験ができたことを、たいへんうれしく思っております。
さて、はじめての海外ということもあり、当初自分にとって最も気になったのは、自分の英語が現地でどの程度通用するのだろうか、ということ。小さいころから英語に触れての生活をしてはいたのですが、英語は専ら中学高校での学習や大学受験のために取り組んできていたので、その英語が実際に人との対話で使えるものなのか、疑問でありました。
実際に現地におりたってみて、初めは緊張から消極的なコミュニケーションしかとれなかったのですが、だんだんと、身振り手振りを加えれば自分の拙い英語でも会話が可能であるとわかりはじめ、「このあたりで美味しい店はどこですか?」「観光なのですが、なにかおすすめの場所はありませんか?」など、自分から道行く人々とのコミュニケーションを楽しんでゆくようになり、その新鮮な感覚に感動しました。
初の海外渡航が一人旅というとどうも不安な気持ちが拭えなかったのですが、こうしていろいろなかたと接することができて、ある意味、国内での旅行よりもずっと、たくさんの人に頼ることができる、安心感と充実感を持てた旅でした。
しかし、何もかもがうまくいったわけではありませんでした。現地独特の、辞書では分からないくだけた表現には、自分には分からないものがたくさんありました。向こうの方にとっては平易で使い慣れた表現であったりするので、わたしが分かりやすいようにと思ってそれらの表現を用いてくださっているような感じもあり、そうしたジレンマにはどうしても苦労する結果になってしまいました。
このように多くの成果と課題点が感じられた今回の語学留学体験でしたが、特におおきなトラブル等もなく無事に帰国でき、本当に良かったです。自分の英語力に自信をもつとともに、今後も英語に触れる機会を絶やさないようにして、ちからを養っていきたいと思います。
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