ベトナムでの生活について
滞在5日目に訪れたナムディンで、農村での生活を見学し、地元の方と交流しました。
ナムディンは首都のハノイに比べ子供が多く、老若男女問わずみなさんにこやかで友好的な方が多い印象を受けました。
夕食は現地の方のおうちでもてなしの料理をごちそうになり、ベトナムの農村が抱える雇用や生活の問題についてたくさん聞くことができました。
ベトナムは子供が多く少子化とは無縁だが、日本と同じように近年は子供の質の低下が問題視されるようになっているそうです。夕食をご馳走になった方は高校の先生をしているそうですが昔に比べ授業に積極的に参加しない、先生に対して反抗的な生徒がいることなどを問題としてあげていました。
また、都市部への人口の流出が激しく大学へ行くために都市部へ出た子供のほとんどは地方に戻って来ないと言っていました。
農村では雇用も少なく収入の差が都市部に比べ大きいことも戻ってこない原因のひとつだそうです。
この話を聞き、私は国際的な立場は違えど国内で抱えている問題は日本とさほど変わらないという印象を受けました。
このような問題についてひとつの国で考えるのではなく世界の大きな問題として協力して解決策を出すことが必要だと思います。そのために問題の中心になっている、これから社会に出る私たちの世代が積極的に外に自分の国が抱える問題とその解決策を発信していかなければならないと感じました。
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