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第8回山形大学雪合戦大会を開催しました
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平成29年2月11日(土)に米沢キャンパスで行われた校友会支援事業「第8回山形大学雪合戦大会」の模様を工学部応用生命システム工学科2年の佐藤謙介さんにレポートしてもらいました。
当日は、強い冬型の気圧配置の影響で西日本では大雪が警戒され、ここ米沢でも雪が降っていましたが、時折青い空が顔を見せるような天候でした。 そんな中、山形大学工学部運動場にて山形大学校友会支援事業「第8回山形大学雪合戦大会」が開催され、飯田キャンパスから1チームと米沢キャンパスから7チームの合計8チームが参加しました。開会式には米沢市長も駆けつけ、実行委員長の「スタッフの至らないところもあるかもしれないが、楽しんでください」という謙虚な挨拶で合戦の火蓋が切って落とされました。 雪合戦というと小学生の頃、帰り道で雪玉を投げ合い近くの女子に当てて先生に叱られるような子どもの遊びだと考える人もいるかも知れません。誰のこととは言いませんが、経験談なのですから間違いありません。しかし、この競技化された雪合戦はそんな可愛いものではありません。しっかりとしたルールがあり、勝利を目指す歴としたスポーツなのです。試合開始の合図とともに雪玉を投げ合いコート内に点在するシェルターに飛び込んでいく勢いは、毎年米沢で行われる川中島の合戦にも劣らないものです。 以下に簡単なルールを示します。 ・ 1チーム7人 ・ 1試合3セット 2セットを取ったチームの勝ち ・ 雪玉は各チーム1セット45球 ・ 相手コートの旗を取る、相手チームを全滅させる、制限時間で相手チーム より多くの選手が生き残った方の勝利 ・ ゼッケン1〜4番の「フォワード」はコート後方にあるバックスラインより後ろ には下がれない ・ 雪玉が当たったり、コートのラインから出たらアウト ・ 相手コートに4人以上が同時に入ったときは勝利 以上が簡単な雪合戦のルールです。これでこの雪合戦が正真正銘のスポーツであることを分かっていただけましたか。無論、雪玉に氷を仕込んだり、わざと脆い雪玉を投げ目くらましするなどは論外です。余談ですが、私も大会が始まる前に試合で使用する雪玉の制作を少しばかり手伝わせていただきました。たこ焼き器のような鉄の器に雪を入れ体重をかけて固めるのですが、これが意外に難しいものです。雪の量が多すぎればきれいな球にならず楕円になってしまいます。雪質もある程度の湿り気がないと固まってくれません。これを1試合分の135球分を準備するだけでも一苦労です。 さて、試合が始まると両チームのフォワードが勢い良く飛び出していきシェルターへ滑り込んでいきます。このシェルターの陣取りによって試合の進めやすさが左右するため、動きが素早く積極的な選手は、より相手陣地に近いシェルターに飛び込みます。そして、身を隠しつつも雪玉を投げ、相手を狙います。時に相手陣地へフラッグ目掛けて特攻するも集中攻撃にあうなど、どの試合も白熱した攻防が繰り広げられました。また、コート外には各チームに司令塔となる監督がいるのですが、「もう雪玉がない!!」などとわざと嘘の情報を流し相手チームを混乱させようとする情報戦も見られました。 昨年同様、今大会でも休憩時間には山形名物の芋煮が振る舞われ、選手たちは体を温めながら、チームにとらわれず勝つためのアドバイスや敗因などを反省していました。 午後3時頃に大会は閉幕し、優勝は「Hentai Erotic Muramura United」(HEMU) (米沢キャンパス)、準優勝は「ゆきだるま」(飯田キャンパス)、3位は「KAKABAYASHI」(KK) (米沢キャンパス)でした。 参加者は今大会を運営したスタッフに拍手を送り、「また来年も参加したい!」と口々に話していました。さらに飯田キャンパスから参加した学生たちは同日米沢・上杉神社で行われていた雪灯篭祭りを見学し米沢の冬を満喫したようです。 雪マークを見ただけで嘆き悲しむ学生多くいる中、来年・再来年とキャンパスを超えてより多くの学生が参加し、大学生活の中で4度しかない山形の冬を出来る限り楽しんで欲しいと思えるイベントでした。
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