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「農業から学ぶこと」 〜今年で最後となった収穫感謝祭…!!〜
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はじめに 地域教育文化学部地域教育文化学科生活環境科学コースに開講された授業科目の中に「生活環境と栽培A」があります。 この授業は、山形市平清水地区(清明寮の周辺)に設置されている地域教育文化学部農場において、水稲、畑作物、園芸作物を実際に栽培して、農業生産技術の管理作業と収穫作業を体験的に学習するものです。非常勤講師の齋藤博行氏(山形大学農学部卒・I窓会副会長)が担当され教員免許技術(中学校技術)の取得に必要な科目でもあります。 2年〜4年の学生を対象に前期2単位として開講され、例年11月中旬には農場において「収穫感謝祭」を行い、収穫への感謝を込めご指導やお力添えをいただいた全ての方々に感謝するイベントとして長年実施されてきました。 平成29年度より実施された学部の改変に伴い、この授業は本年度の開講で最後となり、最後となった平成29年度収穫感謝祭は去る11月12日(日)に実施されました。例年のとおり今年も美味しいお餅をたくさんごちそうになりました…。 そこで、受講された学生さんの実習の様子や今年で最後となった収穫感謝祭について写真で紹介するとともに、今回「生活環境と栽培A」を受講し収穫感謝祭の実行委員長も務めた高橋伸弥さんに「農業から学ぶこと」と題し感じたことについて以下のとおり書いてもらいました。 「農業から学ぶこと」
私が栽培の授業を受けようと思った動機は、先輩から昨年の収穫感謝祭に誘われ、楽しそうな授業だと思ったし、齋藤先生からもお誘いを受けたからでした。 私の家は農家で、りんごやさくらんぼなどを中心に作っています。しかし、小さい頃からあまり家の手伝いをしておらず、農業に最も近い環境にいながら農業からとても遠い生活をしていました。 そんな中でこの栽培の授業では、実際に農場へ行き、種まきや収穫など実際に農業を体験することで、普段学校で勉強するだけではわからないような、生きていく上で必要な知識をたくさん学ばせていただきました。 特に、田植えや稲刈りに関しては家でも栽培しておらず、私にとっては初めての経験でした。ドロドロとした田んぼの中に裸足で入り一束ずつ苗を自らの手で植えていく作業は腰が痛くなり、今は機械が主流だとは思いますが、普段食べているお米は農家の方たちがここまで苦労して作ってくださっているのかと思うと、改めて「食」へのありがたさを感じました。 また、この授業を通して、齋藤先生から教わったことは農業のもつ多面的な機能です。ただ一概に農業と言われると、種を蒔いて水や肥料を与え、収穫するなどといったことを想像すると思います。しかしそれだけでなく、実際に農業をして体を動かすことで丈夫な体を作ったり、自然と触れ合う中で安らぎや食の大切さを知ることができ、農業を通して様々な成長を遂げることができるのだと思いました。 今年で最後となってしまったこの栽培の授業で、最後の収穫感謝祭の実行委員長を務めるというのは責任を感じましたが、先生方の助けや同級生からの協力もあり、無事にやり遂げることができたことをとても嬉しく思っています。 どんどん近代化されていく時代ではありますが、農業つまり「食」というのは人間が生きていく上で不可欠なものの一つなので、山形大学の農場をこれからも何らかの形で残していただけるよう私も力になれればと思います。 最後に、農業について一から親身になって教えてくださった齋藤先生、山田さん、臼井さんに感謝申し上げるとともに、これから生きていく上で教わったことを活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
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