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山形大学第46代模擬裁判実行委員会からの報告<part3>

   <委員長> 人文学部 法経政策学科3年 鈴木優介さん   
(宮城県仙台市出身)


講演準備の様子

 今年度のテーマは、「過労死」です。
 ストーリーのあらすじは、某大手出版会社に勤める男性社員が過労により自殺してしまいます。遺族は男性の上司を告訴し、前代未聞の過労自殺による刑事裁判が開かれます。一体何が理由で男性は自殺してしまったのか。原因は会社にあるのか、彼の家庭環境にあるのか、それとも個人にあるのか。
 過労により自殺してしまった男性を中心に当時の家庭環境や労働環境を細かく描き、通常の刑事裁判では扱われない過労自殺が刑事裁判で扱われた場合にどんな裁判が行われるかをフィクションを織り交ぜながら市民の皆様にお伝えさせて頂きました。



実際の裁判劇の様子
訴えられる上司(右)と自殺してしまった男性社員(左)

 今年は、会場の都合上2日間共に平日公演となりましたが、500名を超える市民の皆様にご来場いただきました。誠にありがとうございました。
 第46代模擬裁判実行委員会の活動は、本公演を以て終了いたしました。応援して下さいました皆様並びにご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。 来年度からは代が変わり、第47代模擬裁判実行委員会が始動します。これからも市民の皆様に法律問題を分かりやすくお伝えしていきますので、変わらぬご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。


第46代模擬裁判実行委員会
 私の個人的なことを申し上げますと、3年間模擬裁判実行委員会に所属してきましたが、とても充実した3年間でした。特に、最後の1年はあっという間に過ぎてしまいました。元々、入学当初は模擬裁判実行委員会に興味はなく、友人の誘いで参加する程度でしたが、模擬裁判実行委員会の魅力に惹かれ、いつの間にか実行委員会の委員長にまでなっていました。模擬裁判実行委員会の最大の魅力は、人間関係です。1年を通して活動が行われ、特に上級生は忙しく作業に追われがちですが、それでも全員が同じ目標(公演)に向かって切磋琢磨する姿は他の団体ではなかなか経験できないことではないかと感じました。とても良い経験ができたと思っています。  
 私も本公演を以て模擬裁判実行委員会を引退することになりましたが、47代以降の後輩が模擬裁判実行委員会のバトンを引き継いで、そのバトンを更に後世の代に引き継いでいってもらえたらと思っています。


掲載:2019.2.14