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〈理想の家族〉はどこにあるのか? ― 歴史の視点・世界の視点 ― |
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日 時 |
平成19年6月18日〜7月5日 毎週月・木 夕方6回 計12時間 |
受講対象 |
一般市民 (大学生・高校生を含む) |
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募集人数 | 30人 | |||
場 所 | 山形市(山形大学人文学部講義室) | 受講料 |
2,000円 (大学生・高校生は無料) |
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〈講座の概要〉 近年の日本では、離婚の増加、出生数の低下、晩婚化、非婚化、児童虐待、家庭内暴力、高齢者の介護といった家族をめぐる様々な現象や問題が、毎日のように新聞の紙面をにぎわし、家族の危機が声高に叫ばれている。しかし、こうした変化は、本当に家族の危機なのだろうか?また、離婚は本当に増えているのだろうか?結婚や家族をめぐるこうした理解の背後には、ある時期の、ある文化圏の特殊な家族を理想化し、人類共通のあたりまえの家族として固定化して考える見方があるように思われる。 この講座では、現在の日本の家族を、少し距離をおいてみるために、過去の歴史のなかの家族や、モンゴルやペルーやイギリスといった世界の各地域の家族を眺めてみる。 講師には、東北学院大学の岩本由輝先生をお迎えし、柳田國男の「家」論と近世日本の家族について講演いただく。また、中村篤志(東洋史)、坂井正人(文化人類学)、國方敬司(西洋経済史)、三上喜孝(日本史)、永野由紀子(社会学)といった人文学部の教員が、モンゴルの家族、ペルーの家族、イギリスの家族、古代日本の家族、現代日本の家族について話す。 今日わたしたちがあたりまえだと思い込んでいる家族像を、広い視野でながめてみて、現在の親子や夫婦の関係をあらためて考えてみることが、この講座のねらいである。 |
問い合わせ先 | 担当係名 | 人文学部事務ユニット総務チーム | ||
住 所・ 電話番号 |
〒990-8560 山形市小白川町1-4-12 山形大学
023-628-4203 |