○山形大学教育推進機構におけるテニュアトラック教員のテニュア審査に関する細則
令和6年6月24日
(趣旨)
第1条 この規程は,国立大学法人山形大学におけるテニュアトラック制度に関する規程第11条に基づき,同規程により採用され,山形大学教育推進機構(以下「機構」という。)に主担当教員として配置されたテニュアトラック教員のテニュア審査(以下「審査」という。)について,必要な事項を定めるものとする。
(テニュア審査委員会)
第2条 教育推進機構長(以下「機構長」という。)は,対象者の審査を実施するため,テニュア審査委員会(以下「委員会」という。)を置く。
2 委員会は,テニュアトラック教員の業績等を書類審査,面接等により総合的に評価し,テニュア付与の可否に係る審査を行う。
3 機構長は,テニュア審査ごとに委員会を設置する。
4 委員会は,機構長の指名により選出された4人の委員により組織する。
5 委員会に委員長を置き,機構長が指名する。
6 委員長は,委員会を招集し,その議長となる。
7 委員会には,第4項に掲げる者のほか,審査を受けようとするテニュアトラック教員が担当する学部及び研究科等を主担当とする教授の中から委員長が指名した者若干人を委員として加えることができる。
(テニュア審査基準)
第3条 テニュア付与の可否に係る判断は,山形大学着任後において,以下の項目全てについて優れていることをもって判断するものとする。ただし,委員会が,以下の基準により難いと認める者については,当該テニュアトラック教員の担当分野及び担当業務内容等に応じて,委員会が別途定めるものとする。
(1) 教育能力:適任審査までの間,講義・演習等の授業科目を毎年度担当していること。また,FD活動(研修等)に毎年度参加すること。
(2) 研究能力:適任審査までに査読付学術論文に相当する研究業績のうち3編以上が山形大学着任後に受理された筆頭著者あるいは責任著者のものであること。
(3) 外部資金獲得実績:科学研究費補助金等により自立的に研究を遂行できる基盤的研究資金を1件以上獲得していること。
(4) 社会貢献:学会等における学術貢献活動および地域・国際貢献活動等の社会貢献に積極的であること。
(5) 管理・運営:機構の管理運営に積極的であること。
(テニュア審査必要書類)
第4条 審査に係る必要書類は,次のとおりとする。
(1) 教育・研究・社会貢献・外部資金獲得実績に関する書類
(2) その他委員会が必要と認めるもの
(テニュア審査実施時期)
第5条 審査は,採用日から起算して4年3月を経過した日から4年6月を経過する日までの3月間の期間内において実施するものとする。
(1) 採用時審査 採用時においてテニュア審査を行う。
(2) 3年目審査 採用日から起算して2年3月を経過した日から2年6月を経過する日までの3月間の期間内においてテニュア審査を行う。
(審査報告)
第6条 委員長は,審査結果について,機構長に報告するものとする。
2 機構長は,前項の結果を受け,機構運営会議の議を経て,教員人事委員会に報告するものとする。
(事務)
第7条 審査に係る事務は,エンロールメント・マネジメント部教務課において処理する。
(その他)
第8条 この細則に定めるもののほか,審査に関して必要な事項は,機構運営会議の議を経て,機構長が別に定める。
附則
この細則は,令和6年7月1日から施行する。