【卒業生寄稿】大学生に最適な3つの行動
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新関燿(山形市出身)
令和4年工学部建築デザイン学科卒業
2022年10月に開業届を提出。屋号はTurbine Blue。競争のないブルーオーシャンの発見を目的に、金山町のコーディネート業務と村山市のBAR経営をしている。現在は村山市のシェアハウスを拠点にし、地方創生やブルーオーシャンを勉強中。
山形大学の学生の皆さん、元気ですか。
数ある寄稿の中から、僕の文面が何かみなさんの後押しになればと思っています。
結論、大学生に最適な行動は3つだと思います。
1つ目
1つ目、たくさん、遊び学ぶこと。
親からの支援や社会的な優遇がきく学生期間の今、とにかく遊んでください。1人の趣味でもいいし、友人との旅行でも、恋人とのデートでもいいです。
社会人になると遊ぶ暇と、時間と、仲間がなくなり優先度が激下がりします。そこから遊びを探し出すのは至難の業です。
僕はバスケサークルと花笠サークルに所属し、飲み会や旅行やイベントに参加させてもらいました。めっちゃ楽しかった。その思い出は一生もんです。
遊べない大人は、将来つまんないやつになります。そんな大人をたくさん見てきました。
思いつく限りの遊びをし尽くして、そこからたくさん学んでください。遊びと学びは近いところにあると思います。君たちは賢いからきっとできる。
2つ目
2つ目、世の中の広さと、無知を知ること。
高校まで18年間の学校生活は、世の中の仕組みで言う5%くらいなもんです。
残りの95%。
税金の話、起業した人の話、大人のくだらない意地の張り合い、政治のいざこざ、チェーン店の成り立ち、公共サービスの脆さなど残りの95%は知らないもんです。
僕はアルバイトを13個くらいやり、300人くらいの経営者や社会人の方の話を聞いた5年間でしたが、知らないことばかりでした。今でもよく分かっていません。
自分の常識なんてクソだな、と思えたものです。5年間と書きましたが休学の1年間が含まれています。そんな僕でも仕事はできています。
たくさん遊びながらも、熾烈な世の中を生きていくんだという自覚と、太刀打ちできる戦略を自分なりに見つけてほしいです。君たちは強いからできる。
3つ目
3つ目、尊敬できる大人を見つけること。
入試の時に聞かれた人も多いでしょう。しかし2つ目に書いたように、世の中は「思ってたんとちゃう」の連続です。
まだまだ面白い世界が広がり、そこには面白い大人たちがいます。
僕には、41歳の飲食経営者がいました。25歳で独立し、直営とグループ経営あわせ国内海外に30店舗以上を築いて来た方でした。スキルもさることながらその方の漢気や人間力に惹かれ、2年間隣で鍛えてもらいました。今でもSNS越しに指導を仰いでいます。
人間完璧はないですから求めすぎと思うかもしれませんが、文句や悪口を言うのが癖になっている「他責な大人」が多いということです。かっこわるいと僕は思います。
皆さんに後輩ができた時、あるいは子どもができた時に尊敬されるような大人になってください。君たちは素直だからできる。
最後に
最後に山形に生まれたのも、山形大学に行けたのも縁だと思っています。
せっかくのこの縁を味方につけてください。
山形も、学生生活も、もっと楽しめます。
何処の馬の骨とも分からないOBの戯言ですが、皆さんの背中を押せたなら、嬉しいです。村山市kiwaでBARをやっているので、話したくなったらいつでも来てくださいね。