山形大学特別イベント×山形大学同窓生セミナーを開催しました

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口演する桂伸治師匠@山形大学東京サテライト(田町)

令和3年3月6日(土)、『山形大学特別イベント×山形大学同窓生セミナー』を開催しました。

これは、2012年度より本学の広報活動並びに社会連携活動の一環として江戸の面影残る東京を中心に行っていた講演会や「町歩き」と、同時期に本学東京サテライトを会場に開催していた同窓生セミナーのタイアップ事業として初めてオンラインで開催したもので、東北から関西まで約70名の方が参加しました。

校友会学生幹事で理学部4年の野中麻衣さんの進行で始まったセミナーは、冒頭、玉手英利学長が各キャンパスの画像を使って山形大学の現況を報告するとともに、コロナ禍における「山形大学基金」へのご寄付に対して謝辞を述べました。

第一部の山本陽史教授によるセミナー「隅田川両岸バーチャル散歩」では、安藤広重や葛飾北斎、本学地域教育文化学部の前身、山形師範学校の卒業生である藤沢周平、山形県川西町出身の井上ひさし等の作品を鑑賞しながら、時空を超えて隅田川両岸を“散策”しました。

また第二部では、落語家の桂伸治師匠をお迎えし、「落語に探る江戸の息遣い」と題して落語口演を実施。「長屋の花見」「あくび指南」の二席が披露され、テンポ良く繰り広げられる師匠の話術を楽しみました。落語界の慣例などをテーマに桂師匠と山本教授の対談も行われ、普段は知ることのできない世界に触れる貴重な時間となりました。

参加者アンケートでは、「コロナ禍でも、このような形で同窓の方々の交流が図れることは素晴らしいこと」「日本の文化について様々な角度から触れて考えることができた」「落語の語り口調が心地よく、江戸の街並みを思い浮かべながら楽しんで見ることができた」などの感想が寄せられました。

山形大学では、今後も随時オンライン形式等を駆使して、卒業生や一般市民の皆さまへ情報を発信するとともに交流を深めてまいります。


講演する山本教授@山形大学東京サテライト(田町)

現況報告を行う玉手学長