第49代模擬裁判実行委員会 活動報告

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第49代模擬裁判実行委員会委員長の菅野光平さんより活動報告をいただきました。

第49代模擬裁判実行委員会 活動報告

新年明けましておめでとうございます。昨年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

さて、山形大学模擬裁判実行委員会は、去る2021年12月4日、山形テルサにおきまして、第49回模擬裁判公演を無事に開催させていただくことができました。おかげさまで、本当に多くの方々にご来場いただき、各方面から好評の声を賜りました。こうして本公演が成功しましたのも、ひとえに多くの方々のご支援、ご協力のおかげと感謝いたしております。


第49回模擬裁判公演ポスター

第49回模擬裁判公演では「同性婚」をテーマとして取り上げました。前人未踏のテーマではありましたが、札幌訴訟弁護団や東京訴訟の原告の方へオンラインで取材などを行いながら、積極的に同性婚訴訟の研究を進め、同時に性的少数者の方々を取り巻く現状と法廷外の日常描写のリアリティを追求しました。

この公演が、日本社会における性的少数者や同性婚に関する議論に一石を投じたものになれば、幸いです。


公演中の様子 演者はマスクを着用して演技しました

また48回公演に引き続き、万全の感染症対策の上で公演を実施いたしました。検温、消毒や緊急連絡先の記入などの感染症対策へのご協力をいただき、ありがとうございました。


受付の様子(感染予防のパーテーションを設置)

49回公演を終え、49代は引退し、50代模擬裁判実行委員会が始動しました。

振り返ると、49回公演の開催にあたっては本当に多くの壁が立ちはだかっていました。参考にする判例が無い状態でのテーマ決定に加え、先行きが見えないコロナウイルスの流行で、模擬裁判公演開催自体が危ぶまれていたこと。そんな困難も多かった分、自分達は「挑戦者」だ、という志気・連帯感は委員会内で非常に高まっていたと思います。私は当初、委員長としてこのテーマを目指すことに不安がありました。しかし、一人一人がやる気に満ちた目で1つの公演を作り上げる姿を見て、最後大きな拍手を頂いたとき、諦めなくて良かったと強く思いました。私はここで声を大にして言いたいのです。ここまで諦めずに来ることができたのは、同じ夢を持った仲間達がいつも側におり、一緒に進んで来ることができたからです。49代を共にした仲間達には感謝しかありません。

今後とも山形大学校友会をはじめ、地域の皆様ならびに諸先輩方に、関心をお寄せいただけるような活動に励んで参りますので、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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