趣旨
　教養教育において，多くの学生に支持され，質の高い授業を提供してきた優秀な教員に「ベストティーチャー賞」を授与し表彰する。また，近年，本学に採用された新人教員のうち，教養教育において優れた授業を提供している教員に「ベストティーチャー新人賞」を授与し表彰する。

賞
　ベストティーチャー賞及びベストティーチャー新人賞とする。

ベストティーチャー賞
◎対象者
　対象者は次の各号に該当する者とする。ただし，前年度受賞者及び教育方法等改善専門部会（以下「改善専門部会」）委員は対象外とする。

1. 平成20年度において，1つ以上の教養教育の授業を担当した者（非常勤講師を含む）。
2. 平成21年度において本学に在職している者
3. 別添「平成21年度山形大学教養教育ベストティーチャー賞候補者推薦書」に基づき，3名以上の本学の教員から推薦を得た者 なお，推薦者は，候補者の授業（専門科目でも可）を実際に参観したうえで推薦するものとし，当該推薦について本人の了承を得ておくものとする。

◎選考方法

1. 賞の選考は改善専門部会が行う。
2. 改善専門部会は，推薦書，授業改善アンケート，履修登録者数，教育方法の工夫・改善，教養教育改善充実特別事業（ＦＤ）の参加・貢献等を勘案し，選考を行う。
3. 受賞者の決定にあたっては，応募件数，科目区分，領域を考慮し，3名以内を選出する。

ベストティーチャー新人賞
◎対象者
　対象者は次の各号に該当する者とする。ただし，前年度受賞者及び改善専門部会委員は対象外とする。

1. 平成18年４月１日以降に本学に採用された者。
2. 平成21年４月１日現在で40歳未満の者。
3. 平成20年度に1つ以上の教養教育の授業を担当した者（非常勤講師を含む）。
4. 平成21年度において本学に在職している者。
5. 別添「平成21年度山形大学教養教育ベストティーチャー新人賞候補者推薦書」に基づき，2名以上の本学の教員から推薦を得た者。 なお，推薦者は，候補者の授業（専門科目でも可）を実際に参観したうえで推薦するものとし，当該推薦について本人の了承を得ておくものとする。

◎選考方法

1. 賞の選考は，改善専門部会が行う。
2. 改善専門部会は，推薦書，授業改善アンケート，履修登録者数，教育方法の工夫・改善，教養教育改善充実特別事業（ＦＤ）の参加・貢献等を勘案し，１名を選出する。

表彰
　受賞者には，表彰状及び下記の副賞を贈呈する。

ベストティーチャー賞	３０万円
ベストティーチャー新人賞	１０万円

応募方法
　期限までに，全ての事項に記入した推薦書を，以下の応募先に持参または郵送する。

　　応募先　　山形大学高等教育研究企画センター事務室
　　　　　　　　（インフォメーションセンター２階）
　　締　切　　平成２１年６月５日（金）１７時

推薦書のダウンロードはこちら→（Ｗｏｒｄファイル） （ＰＤＦファイル）

その他
　ベストティーチャー賞及びベストティーチャー新人賞受賞者には，すばらしい授業の共有化を図るため，平成21年度前・後期の授業で公開授業を実施していただく。

平成２１年度受賞者 　７月９日，教養教育ベストティーチャー賞の授賞式が行われました。大澤弘典 地域教育文化学部教授，岩田尚能 理学部講師の２名がベストティーチャー賞を受賞しました。
　教養教育分野でのベストティーチャーは，教養教育において優れた授業を提供している教員を選定するものです。選定は，学生からの授業改善アンケート，受講者数，教育方法の工夫・改善などをもとに，教育方法等改善専門部会が行いました。
　受賞者の授業は，すばらしい授業の共有化を目的として，平成21年度前期・後期あるいは平成22年度前期の授業で公開されることとなっています。

受賞理由：ベストティーチャー賞 地域教育文化学部　大澤　弘典　教授
　特筆すべきことは、氏が平成20年度前期に学際・総合領域で開講した授業『生活の中の数学（教養セミナー）』が受講生50名のうち45名が回答した「学生による授業改善アンケート」で総合評価が4.93という驚くべき高い評価を得ていることである。氏は、（１）学生のグループ活動、（２）道具作りなどの実践を通した学び、（３）適切な授業の題材選び、等を通して学生の興味・関心を高める工夫を行っている。こうした氏の熱意と創意工夫が、学生からの高い支持を得ているものと理解できる。また、氏は「FD合宿セミナー」等のFD活動に積極的に参加している。

理学部　岩田　尚能　講師
　氏が平成18年度から20年度に亘って生命・環境領域で開講してきた授業『地球惑星科学概説（地球環境学C）』は、「学生による授業改善アンケート」で総合評価が4.44という高い評価を得てきた。これは氏が「教養教育ワークショップ」、「FD合宿セミナー」、「ミニ公開授業」等のFD活動の積極的な参加、さらには常日頃から授業科目に関連する本を同僚も驚くほどたくさん読むなど、授業改善の日常的な研鑽の成果であると言える。また、氏は掲示資料をLMSで見られるようにするなど、時間外学習にも十分な配慮を行っている。 なお、岩田氏の推薦書には、3名の推薦者が授業を参観して分析した内容が詳しく述べられており、推薦書として秀逸であることを申し添えておく。
　

各種メディア掲載情報 ベストティーチャー賞の取り組みが新聞等に掲載されました。
　　

山形新聞　２００８年６月２８日朝刊　３０面 「授業に工夫アリ！　ベストティーチャー賞、新人賞授与」 掲載内容 ベストティーチャー賞及びベストティーチャー新人賞の授賞式の様子について

朝日新聞　２００８年６月３０日朝刊　２７面 「授業の質　連携で高めろ　「ＦＤ義務化で各地に協議会」」 掲載内容 ベストティーチャー賞受賞者公開授業・懇談会の様子について

山形放送　２００８年６月２７日 「山大のベストティーチャー、授業とは」 掲載内容 ベストティーチャー賞及びベストティーチャー新人賞受賞授賞式ベストティーチャー新人賞受賞者の授業について

ＮＨＫ山形放送局　２００８年６月２７日 「山形大学ベストティーチャー賞」 掲載内容 ベストティーチャー賞及びベストティーチャー新人賞受賞授賞式ベストティーチャー新人賞受賞者の授業について

　

平成２１年度ベストティーチャー賞受賞者公開授業 教育法法等改善専門部会で実施した, ベストティーチャー賞の公開授業を行います。
《公開授業》

日　時	平成２１年７月１５日（水）　１０：３０〜１２：００
授業名	一般教育科目　生命・環境領域　地球環境学 『地球惑星科学概説』
授業者	理学部　　岩田　尚能　講師
教　室	小白川地区　教養教育１号館２階　１２２番教室

《懇談会》

日　時	平成２１年７月１５日（水）　１２：００〜１２：４０
会　場	高等教育研究企画センター　ミーティングルーム
内　容	上記の授業を参観後，当該授業に対する懇談を行う