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共生社会の実現を目指した新たな学びの場の創造 ~山大生と聾学校生の交流“和Be”を通して~

掲載日:2023.10.05

本件のポイント

  • 障害のある子ども達との交流を通して,教師としても社会人としても必要な人間性や道徳性,コミュニケーション能力等を身に付けることが期待できる。
  • 大学等で学んできた知識を実践に生かすことを目指す。
  • 特別支援学校の子ども達の活動を広く知ってもらう機会になる。
  • 教員を目指す大学生と障害のある子ども達の交流は,共生社会の実現に向けた重要な取組みの1つであると考える。

概要

 特別支援教育を学ぶ山大生が企画・運営し,聾学校の子ども達と一緒に作品制作の交流学習を行う。聾学校生の興味・関心や難易度等を工夫した様々な作品を山大生が考え,材料を準備し,ワークショップ形式で作成する。
 作品の一部は,八峰祭にて山大生が販売するとともに,聾学校で実施した活動について地域の方々に紹介する。作品の製作(ワークショップ)は全4回,聾学校の教室をお借りして実施する。
地域教育文化学部特別支援教育専攻では,将来教員になるにあたって必要な資質・能力を身に付けるために,「社会に生かせる知識の育成」を重視しており,この活動を山大生の新たな学びの場として位置づけ,今後の大学カリキュラムの改善に生かす。
 今後は,聾学校だけではなく,希望する特別支援学校を募るとともに,販売機会も地域の様々な場所に広げていきたいと考えている。

 詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。

背景

 障害児者と日常的に接したことがなく,教育実習等の限られた経験だけで学校現場に出る学生が少なくない。教員を目指す上で必要な人権意識,コミュニケーション能力,実践への具体的なイメージの育成は重要な課題である。

活動内容

日時・場所
ワークショップ:10 月5日,13日,17日,19日 @山形県立山形聾学校
販     売:10月21日,22日(八峰祭)   @山形大学小白川キャンパス

今後の展望

 山形大学地域教育文化学部の特別支援教育専攻では,将来教員になるにあたって必要な資質・能力を身に付けるために,「社会に生かせる知識の育成」を重視している。山大生と聾学校生の交流は,誰もが分け隔てられることなく,相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するための重要な1歩になると考える。今後は,聾学校だけではなく,希望する特別支援学校を募るとともに,販売機会も地域の様々な場所に広げていきたい。

 ※この活動は,公益財団法人やまがた教育振興財団令和5年度「教員養成に関する調査研究事業」の助成を受けて実施する。

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