1993年に東北、北海道地区で最初に作られた国立4年制の看護大学です。2007年には国立大学法人として全国6番目となる看護学の博士後期課程がスタートしています。教育・研究・実践の豊かな実績を有する教員組織と医学部附属病院を中心とする充実した実習環境のもと、地域の医療・保健・福祉に貢献できる理論的にも実践的にも質の高い看護職者や、教育・研究の分野においても指導的な立場に立てる人材を育成していきます。
学べる分野・主な授業科目
基礎看護学/看護管理学/基礎生命科学/成人看護学/高齢者看護学/小児看護学/母性看護学/助産学/精神看護学/公衆衛生看護学/在宅看護学
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専門性の高い3つの大講座
基礎看護学講座
【基礎看護学】
看護実践の基礎となる人体の構造や機能、薬や疾患の理解を深め、看護の基本である看護の概念と、看護援助技術の本質や原則を学びます。
【看護管理学】
組織全体で質の高い看護を提供するために必要な看護管理の基本的概念と看護の役割について学びます。
【基礎生命科学】
健康問題を抱えている人に最も適した看護支援をするために、まず必要となるのはヒトの生命活動に関する基礎知識です。
栄養学や病理学と連動させながら、人体の構造と生理機能、感染症や薬理作用の機序について学びます。
臨床看護学講座
【成人看護学】
成人期にある人々の健康と疾病、健康問題に直面した人々への看護援助について学びます。
【高齢者看護学】
加齢による身体的・心理的・社会的変化や疾病への影響を理解し、高齢期にある人々の看護について学びます。
【小児看護学】
子どもの身体的・心理的・社会的発達を理解し、その看護援助について学びます。
【母性看護学】
女性の各ライフステージにおける健康の諸問題、産婦人科の看護について学びます。
【精神看護学】
精神看護及び精神保健の概念、こころの仕組みと発達、疾病を抱える人への看護援助について学びます。
地域看護学講座
【公衆衛生看護学】
地域住民を対象として市町村や保健所などの保健師が行う地域における保健活動、働く人々が対象の産業保健、そして学校保健など、様々な拠点における看護を講義や実習を通して学習します。
【在宅看護学】
地域住民や自宅で療養する人とその家族を対象として、病院の退院支援や訪問看護、地域包括支援センター等における看護職の役割と社会資源の活用方法について、講義・演習・実習を通して学習します。
2つのコース
山形大学医学部看護学科には看護師コースの他、保健師と助産師の2つのコースがあります。いずれのコースも、保健・医療・福祉に関わる人々と協働して、根拠に基づいて安全な看護を提供できる人材育成のためのカリキュラムを編成しています。
保健師
保健師コースの基盤となる公衆衛生看護学は、保健所、市町村、学校、企業を活動の場とします。乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象に、疾病や障害がある人だけでなく健康な人も含めた地域で生活する人々の健康とQuality of Lifeの向上を支援する看護を学びます。
助産師
助産師コースは、ハイリスク妊産婦・新生児医療に対応できる助産診断と実践能力の育成を目標にしています。学内でのシミュレーション教育が充実しており、超音波診断法や縫合術など、高度な助産診断や緊急事態への対応を学ぶことができます。
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