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「後醍醐天皇と足利尊氏~ライバルたちのレクイエム~」 ~南北朝の動乱を生きた6名の古文書を展示中~

掲載日:2023.11.02

本件のポイント

後醍醐天皇綸旨の画像
後醍醐天皇綸旨

  • 山形大学中央図書館所蔵の重要文化財「中条家文書」から貴重な古文書6点を山形大学附属博物館で展示中。
  • 建武の新政を打ち立てた後醍醐天皇や、南北期に活躍した武士などをその古文書とともに紹介しています。
  • 11月11日(土)に本展を監修した大喜直彦教授による「展示解説会&歴史の集い」を行います。

概要

 昨年度、大河ドラマに合わせ中条家文書より鎌倉時代黎明期の古文書5点を紹介しました。今年度は鎌倉時代を滅亡に追いやった後醍醐天皇、足利尊氏、足利直義、高師直、護良親王、尼浄智(付新田義貞)6名の古文書を展示します。歴史上、天皇家が二つに分かれる特異な時代である南北朝時代の古文書をきっかけとし、動乱期に翻弄された人物に興味を持ってもらうことを目的とした企画展です。

 詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。

背景

 山形大学が所蔵する「中条家文書」は、昭和47年(1972)に中条敦氏により本学に譲与され、平成4年(1992)にはそのうちの223通が重要文化財に指定されました。
 中条氏は相模国三浦半島の有力者、和田一族を出自としています。鎌倉時代から連綿と続く名族であり、中条家に伝来した文書群は中世越後国の戦乱や土地支配・一族の相克を映し出す貴重な史料群となっています。
 昨年度、鎌倉幕府黎明期の古文書5点を展示し、大河ドラマや歴史愛好家の方から好評をいただきました。今年度は、後醍醐天皇、足利尊氏など6名の古文書を紹介します。
 写真の「後醍醐天皇綸旨」は後醍醐天皇が中条茂継の越後国奥山庄中条・阿波国勝浦山・相模国津村の知行地を三浦和田三郎茂継へ元のように安堵(保障)したものです。鎌倉幕府を倒し建武の新政をスタートさせた頃の後醍醐天皇の足跡をたどる貴重な史料です。

関連企画

●展示解説会&歴史の集い
  講 師:大喜直彦(山形大学学術研究院教授 地域教育文化学部担当)
  日 時:11月11日(土)13時30分~14時30分
  定 員:15名(先着順)
  申込方法:下記フォームかお電話にて受付。
  ≪https://forms.office.com/r/CwEKMr1UWN?origin=lprLink
  締め切り:11月7日(火)

●ギャラリートーク
  講 師:大喜直彦(山形大学学術研究院教授 地域教育文化学部担当)
  日 時:11月20日(月)18時00分~18時30分
  対 面:申込不要・定員なし
  オンライン(Zoom):下記のアドレス、IDよりお入りください。
 https://zoom.us/j/92179272476?pwd=QU5XRTc2SXNvaW5ERms3Vm5IQXdFZz09
 ≪ミーティングID:921 7927 2476≫
 ≪パスコード:198788≫

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