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「ユネスコ フェイクニュース対応ハンドブック――SNS時代のジャーナリズム教育」明石書店 発刊のお知らせ

掲載日:2023.12.07

本件のポイント

  • 生成AI普及により、ますますフェイクニュースやフェイク動画の問題が拡大している。そのため、ユネスコによるフェイクニュース対応ハンドブックを2年がかりで翻訳し発刊に至った。
  • フェイクニュースの問題を指摘する図書はたくさんあるが、フェイクニュースに対応するためのジャーナリズム教育に関する書籍は、日本語ではこれまで存在しない。日本語では初のハンドブックとなる。
  • フェイクニュースの対応方法として、子どもに利用させないようにするなど、使用を禁止する動きがある。禁止したところで問題を後送りにするだけである。50歳代で自身のブログが炎上し自殺した議員が東北地方には過去にいた。どう指導し対応していくとよいか、ユネスコによるハンドブックは大変有意義であり、情報リテラシー教育の進展が期待される。

概要

 情報の氾濫が社会を揺さぶる中、フェイクニュースにどう立ち向かうか。ジャーナリズムの信頼性に影響を与える要因をグローバルな視点から解説し、デジタル時代の情報の混乱に対応するための実践的なカリキュラムを提供。ジャーナリズム倫理と情報の公正な伝達に焦点を当てた、「ユネスコ フェイクニュース対応ハンドブック――SNS時代のジャーナリズム教育」は、情報社会を生きるすべての人にとって必携のハンドブックである。

 詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。

背景

 ゼレンスキー大統領や岸田首相のフェイク動画が拡散されるなど、フェイクニュースの事件は後を絶たない。生成AI普及により、ますますフェイクニュースやフェイク動画の問題が拡大している。

研究手法・研究成果

 そのため、ユネスコによるフェイクニュース対応ハンドブックを2年がかりで翻訳し発刊に至った。
 【詳細:https://amzn.to/3ZpCkIz 2023/12/30 ユネスコ(編集),加納 寛子(監修,翻訳)】

今後の展望

 フェイクニュースの対応方法として、スマートフォンやインターネットを禁止するのではなく、正しく情報の扱い方を教えることのできる情報リテラシー教育への進展に寄与する。

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