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【開催報告】令和4年度FD研修会「精神障がいのある学生への合理的配慮」(9/2)

掲載日:2022.11.07

山形大学障がい学生支援センターでは、平成27年開設当初から毎年障がい学生支援研修会を行っています。

今年度は、昨年度に引き続き、京都大学学生総合支援センターの村田淳准教授をお招きし、
最近利用等が増えている「精神障がいのある学生への合理的配慮」をテーマに研修会を開催しました。

学内外に広く参加者を募り、関係者含め約90名の方に参加いただきました。

第1部では、講師の村田先生より、合理的配慮の基本的な考え方を改めて整理いただき、
その上で精神障がいのある学生への合理的配慮を考える際のポイントについてご講演いただきました。

精神障がい学生の場合、その多くが「授業への継続的な参加」に関する困難さを抱えています。
そのため、授業参加や試験・評価に関する配慮が必要となりますが、
配慮希望の内容が授業のねらいや達成基準等に影響するものが多いため、
どこまでどのように配慮することが「合理的配慮」かという判断が非常に難しい状況です。

その点について、精神障がい学生の合理的配慮を考える際には特に、合理的配慮の構成要素を
1つ1つ考えていくことに立ち返る、対話を重ねていくことが大事であることを丁寧にご説明いただきました。

第2部では、参加者(希望者のみ)を複数のグループに分け、仮想事例を検討するワークショップを行いました。
仮想事例に対する合理的配慮を参加者自身で考え、グループで共有し合い、村田先生からのコメントを通して、
精神障がいのある学生への合理的配慮の考え方について学びを深める機会となりました。

本研修の内容について、参加者の98%から「とても良かった」「よかった」との回答が得られ、
精神障がい学生への合理的配慮に関する理解が深まり、満足度の高い会になったことがうかがえました。

<参加者の声>
・組織やチームでの対応の大切さを学んだ。
・各教員レベルの認識と総合的な支援体制の必要性を感じた。
・精神障がい学生に対して、どこまで支援をするのかといったことは日々難しいところであると感じていたが、
 対応に正解はないということがわかり、対話の重要性を感じた

山形大学障がい学生支援センターでは、今後も継続的に研修会を企画いたしますので、ふるってご参加ください!

左側に講演スライド、右側に講師の話す様子
講演する村田氏

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