平成29年度マイスター修了証書授与式・講演会・マイスター活動報告
3月11日(日)
2018年3月11日(日)、山形大学にてスライム・クラゲ・月山、各マイスターの修了証書授与式をとりおこないました。
スライムは昨年6月、クラゲは7月に開講されたマイスター養成講座を受講し、レポートの提出やイベントでの現場実習を経て、スライムは初級11名、上級5名、またクラゲは初級8名と上級4名が認定されました。
月山マイスターは、月山ジオパーク構想に向けた現地審査会や学習会などで、所定の要件を満たした方、月山マイスターの活動に参加された方など、初級13名、中級9名が認定されました。さらに講演活動などを行った4名が上級に認定されました。
皆さん、おめでとうございます!
当日は、玉手小白川キャンパス長より修了証書が授与された後、「やまがた『科学の花咲く』プロジェクト」のコーディネーターである清野先生より今年度のマイスター活動を報告していただきました。マイスターそれぞれの活動がわかり、マイスター同士お互い良い刺激となったこと思います。
今年の講演は国立研究開発法人科学技術振興機構「科学と社会」推進部から小泉輝武氏をお迎えし、『科学と社会の関係深化に向けて』というテーマで今までの国の政策や今後の方向性について語られました。
難しく聞こえがちな施策もわかりやすく説明してくださり、その中でわたしたち「やまがた『科学の花咲く』プロジェクト」の活動が、支援終了後もマイスター養成講座等による人材育成が継続されていること、様々なイベントと連携し科学コミュニケーションの機会を提供できたことが評価され、今後の活動に期待されているがわかりました。
「やまがた『科学の花咲く』プロジェクト」の根幹を拝聴し、このプロジェクトの一員であることに背筋が伸びる想いで、今までの活動を未来へつなげていく必要性を改めて感じました。
また、講演後には各マイスターの方にそれぞれのマイスター活動を紹介して頂きました。ただの活動紹介に止まらず、スライム、クラゲ、月山の魅力を語って頂いたり、どのような想いでマイスター活動に携わっているか、今後の課題ややりたいことなど、それぞれの発表がまさに個性に富んだ聞き応えのあるものとなりました。
新しくマイスターになった方や既にマイスターを取得されている方も3名の発表を聞き、マイスターを取得し、次のステップとして、マイスターとして今自分にできることは何かということを考えさせられたのではないでしょうか。
クラゲマイスターの池田一雄さん。マイスターとして様々な活動に参加している池田さん。まずは動いてみるというマイスターとして大事なことを皆さんに伝えていただきました。
スライムマイスターの佐藤順英さん。子どもたちの「できた!」の笑顔のため、何かアイデアはないかと日々アンテナを張り巡らせている佐藤さん。蓄光剤を使用したスライム時計を実際に持って来ていただきました。

月山マイスターの田中秀樹さん。月山マイスターとして講演や自主研修など積極的に活動している田中さん。活動紹介の他、田中さんだからこそ撮影できる美しい月山の写真の数々を見せていただきました。
全く違う分野のマイスターさんの報告を、皆さん真剣に、そして興味津々に聞いていらっしゃる様子でした。
来年度もどうぞよろしくお願いします。