![]() |
![]() |
|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|
||||||||
トップ> メールマガジン > 山大生紹介 (「みどり樹通信」第14号)
大学生活4年目にして最後の夏。工学部4年 伊藤 大貴 さん |
|||||||||
3年前、山形大学に入学した私は、あまり前向きな気持ちを持っていたわけではありませんでした。 生まれ育った鶴岡市(旧朝日村)から一山超えて山形市に来たけれども、所詮は山形県内、面白い学生生活ができるだろうか?と思っていました。そして、地域に対する関心も思いもありませんでした。 しかし、それはたまたま受講していた授業を通して少しずつ変わっていきました。 実際に地域に出て、地域の”人”と触れていく授業の中で感じた、山形のあたたかさとアツさ また、人口減少の先に、故郷がなくなる未来の話を聞き感じた、地元への危機感 多くの出会いによって、私は徐々に”地域”にのめり込み、それによって私の学生生活はどんどん充実したものになっていきました。 そんな学生生活の中で、今、最も関心高く取り組んでることが2つあります。 一つは、フィールドワーク最上をきっかけに結成したサークル”Team道草”と そこから派生する地域に関わる活動。 もう一つは地元庄内より始まった起業イベント”スタートアップウィークエンド山形”と そこから派生する”場作り”に関わる活動です。 ”Team道草”は、山形県最上郡(主に金山町)で活動しているサークルで 自分が1年生の時にフィールドワーク最上(金山プログラム)を受講した同期と一緒に結成した団体です。 運営という面では、自分たちの代は終わり、3年生に引き継いでいるのですが、まだまだ地域活動には参加しています。 お世話になっている金山町は、行くたびに進化していて、関わるたびに感動や、学びがあるからです。 その恩をまだ返しきれていないという気持ちと、まだまだ学びたいという想いから、活動を続けています。 最近は、運営を降りたことで、違った面から団体や自分を見つめ直すことができて(その際、周囲には沢山迷惑をかけましたが)、次なる活動につなげて行くことができそうです。 具体的には、他大学との交流の機会づくりを進めていきたいと考えています。 また、バイオ化学工学科の学生としての研究活動にも、この地域との関わりが生きています。 この地域で出会った在来作物 ”漆野いんげん” の性質調査と応用が、今の私の研究テーマになっているのです。 正直うまくいくか不安なところもありますが、関わった地域に対して学部の知識を活かしたいという想いは前々からあったことなので、このチャンスを、地域に還元できる成果まで持っていきたいと思っています。
自分は、3年生の時に、第一回に参加してから、現第6回まで5回参加しているのですが、参加の度に面白さが高まってきています。 アイデアを出し合うところから、それを形にするまでの試行錯誤、仲間との協力・ぶつかり合い、等々、この1つの機会を通して、得られるものがとても大きく、またそれを重ねるごとに自分が成長しているのがわかるからです。 前回の第6回は工学部で開催されましたが、初の山大開催、学生主催ということで、多くの学生も一緒に参加することができました。 起業を目指していなくても、役立てるスキルがなくても、真剣さと楽しむ気持ちがあれば、チームが成り立ち、色んなバックグラウンドを持つ社会人や学生がフラットに関われる。 そんな前向きな場の様子を見て、こういった場をもっともっと広げていきたいと思いました。
そして、最近のことになりますが、そんな”場づくり”をしたいという想いのもと 学生を応援したいという社会人の方のお力を借りて 友人と共に、学生向けシェアスペース”たのし荘”の運営を始めました。 つい先日プレオープンしたばかりのこの施設は、工学部キャンパスから歩いて5分の位置にあります。 学生同士・学生と社会人の交流の場から、様々な勉強会の開催、イベントの企画・実施等が行える場所を作ろうとしています。 とりあえずなんか始めたい という学生も、いずれは起業! という学生も、ここでの出会いや、学びにより、学生生活がもっと充実していく、社会に踏み出すきっかけになっていく、そんな場を目指しています。そして、この場所で生まれたコミュニティから、大学生活を、山形を、面白くするようなムーブメントを起こしていけたら、と思います。 まだ始まったばかりですが、これからを考えるととてもワクワクします! 3Dプリンターを自由に使えるようにしたり、他の地域の学生とテレビ通話ができるようにしたり、今後様々なことを試みて、楽しい”場作り”をしていきたいと思います!
私は、今までの幸運な出会いへの感謝と、山形をもっと面白くするという野望をかけて 今まで以上に素敵な出会いを増やしていきたいです。自分自身にも、身の回りのみんなにも。 あと半年、この大学生活を、この山形を、面白い!と思える人が増えるように 夢を語れる仲間が増えるように、日々色濃く過ごしていきたいと思います。
|