山形大学 基盤教育 英語


基盤共通教育英語について

 山形大学基盤共通教育における英語は、コミュニケーション・スキル1に位置づけられています。コミュニケーション・スキル1は、大学での学修・研究、並びに社会生活において必要とされる英語の実践的な基礎力の養成を目的とし、英語1、英語2、英語3で構成されます。2年次以降に開講される英語2と英語3については、学部によって受講科目が異なる場合がありますので、ここでは、英語1について説明します。英語1は1年生を対象とし、「総合英語」と「コミュニカティブ英語」の授業を開講します。各英語クラスの具体的な目的は、「総合英語」においては、英文読解力を中心に英語運用能力を総合的に養成すること、「コミュニカティブ英語」では、英語でのコミュニケーション能力を養成することです。「コミュニカティブ英語」は、スピーキング、リスニング、ライティング(ライティングは後期のみ)に分かれます。


基盤共通教育における英語には3つの特徴があります

1.クラス定員制

「総合英語」と「コミュニカティブ英語」(スピーキング(S)とリスニング(L))のクラスは、35名程度とします。ライティング(W)のクラスは、定員を20名とし、よりきめ細かい指導を行います。


2.習熟度別クラスの採用

大学入試センター試験の結果等を利用して、「総合英語」、「コミュニカティブ英語」(S)、「コミュニカティブ英語」(L)を3つにレベル分けしています(上級、中級、初級)。それぞれのレベルでは、習熟度にあった到達目標を設定しています。


3.TOEIC-IP受験の義務化と成績評価への反映

基盤共通科目の英語を受講する1年生は、後期に実施されるTOEIC IPを受験します。TOEIC IPのスコアは後期の「総合英語」の成績に反映されます(「コミュニカティブ英語」の成績には反映されません)。TOEIC IPを導入する目的は、学生自身が自らの英語力を客観的に知り、今後の英語学習への動機付けを高めることです。自分の英語力がどの程度なのか、どの技能が強いのか、弱いのかといったことを知ることで、具体的な目標を立て、英語学習へ向かうことが期待されます。