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校長室だより

平成28年度 全校朝会@
校長講話(星とたんぽぽ)

平成28年5月10日 校長 日伸哉

「おはようございます。」
6年代表の齋藤実咲さんのさわやかなあいさつに続いて、皆さんの元気なあいさつ。今日は、雨模様で、気持ちも沈みがちになりますが、とても清々しい一日の始まりになりました。雨の日もあれば、風の強い日、曇りの日、雪の日、お天道様がにこにこする日、様々な日があります。それが自然ですからね。

それでは、第1回目の全校朝会のお話を始めます。
始業式の時、金子みすゞさんの詩をお話ししましたが、覚えていますか。「わたしと小鳥とすずと」という詩でしたね。「みんなちがってみんないい」、そのことを受けて、みのり代表集会では「一人一人のよさをわかり合い、心の輪を広げよう」という大テーマを掲げてくれましたね。
 金子みすゞさんの詩で、もう一つ、皆さんに是非聞いてほしい詩があります。
読んでみます。

星とたんぽぽ 金子みすゞ
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
  見えぬけれどもあるんだよ、
  見えぬものでもあるんだよ。

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だアまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
  見えぬけれどもあるんだよ、
  見えぬものでもあるんだよ。

「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」
星やたんぽぽは見たことがありますね。でも、昼のお星様やたんぽぽの根は、なかなか見えません。でも、ちゃんとあるんですよね。

「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」
ここが大事なんですね。見えないけどある。見えぬものでもある。世の中にあるすべてのものが見えるわけではありません。みのりの大テーマにある「一人一人のよさ」も見えるものと見えないものがあるでしょう。見えないからないのではありませんね。見えなくてもあるんです。「心」を込めて、「思いをはせて」みればみえる、ここが大切です。ですから、皆さん一人一人の「心」を大切にして、「真心(まごころ)」を込めて、見えないものをしっかり見て生活してほしいと願っています。
 見えぬものでも、しっかりと「心の眼」で見ていける一年間にしていきましょうね。

では、お話を終わります。このあと、6年1組のお兄さん、お姉さんたちから、皆さんに大事なお話があるようです。心の糸を張り、しっかり聴いてくださいね。

6年1組からみなさんへ

 

ぼくたち6年1組は去年のやえざくらフェスティバルで言った通り、改修工事が終わってできた職員室わきの何もない中庭を、自然が豊かで心がニコニコワクワクする中庭というテーマをもってよくしようとしています。

そして、今、その中庭のデザインを考えているのですが、ぼくたちのだけでなく皆さんの意見もほしいと思っています。そこで、クラスで考えた結果、みなさんにアンケートをしたいと思います。

やり方はこうほに出ている中庭の写真や図のプリントを各教室にわたします。その後、学年と番号、それにした理由を紙に書いていただきます。それを集め、6年1組で集計をし、中庭のデザインを決定していきたいと思います。

みなさん、ご協力をよろしくお願いします。

全校朝会@

全校朝会@



6年1組のみなさんが、5年生の時から学校の歴史を調べ、昔、児童自らの手で学校づくりに参画していた事実を知り、自分達も新しくなった校舎(平成の大改修)の中庭をなんとかしたいという願いを持ちました。タイム(総合的な学習の時間)の学習を通して夢に向い、それを実現しようとしています。
その第一弾としての全校生への提案(おねがい)でした。
胸おどる取り組みです!!

(校長談)