研究・プロジェクト

Research snd Project

研究紹介

人工知能の画像認識処理技術を考古学研究に応用するための手法開発

認知心理学・人工知能・情報科学・考古学の共同研究。人工知能の画像認識処理技術を、考古遺物(土器等)や遺跡の分析に応用する手法の開発。遺物を分析する場合、考古学情報だけでなく、それを分析する考古学者の認知のあり方を重視する。既知の土器編年を人工知能にそのまま機械学習させるのではなく、この編年を理解する考古学者を対象とした認知心理学的実験を行い、考古学者の土器認識のあり方とその偏差を組み込んだデータを人工知能に機械学習させる。一方、遺跡の分析については、機会学習用のデータや機械学習のあり方について検討する。

人工知能の新しいアルゴリズムの開発と識別精度の向上を目指す視覚情報処理にする研究

人間工学・情報科学・認知科学・人工知能の共同。人工知能における画像処理の新しいアルゴリズムの開発と識別精度の向上を目的として、人間の視覚情報処理の基礎研究を実施する。画像等に写っている物体などを、人間の脳がどのように認知と識別しているのかについて実験し、そのメカニズムを明らかにする研究を進める。

気候変動と文明

環境地理学・年代学・考古学・人工知能などの共同。文明の勃興と気候変動の関係について研究する。

メソアメリカとアンデスの比較文明論

考古学・歴史学の共同。最新の調査データにもとづいて、メソアメリカとアンデスの社会について理解を深めるとともに、文字・絵文字・地上絵が果たした役割について検討する。

世界遺産ナスカの地上絵の学術研究と保護

保存科学と考古学の共同。ペルー文化省と一緒に地上絵の学術研究を展開するとともに、山形大学が発見した77点の動物地上絵が集中する地区を遺跡保護公園として整備する。またこれらの地上絵を保存するための手法を開発する。さらに国内外の地方自治体・民間組織などと連携して、地上絵保護のための効果的な社会教育のあり方について検討する。

新発見の地上絵

山形大学では、動物や人間などを表現している地上絵をナスカ台地およびその周辺で発見しました。その中で主だったものを紹介します。

動物(2006年公表)

切首(2011年公表)

斬首の場面(2013年公表)

ラクダ科動物など(2014年公表)

ラクダ科動物など(2015年公表)

舌を伸ばした動物(2016年)

世界初、人工知能で発見された地上絵(2019年公表)

人型(2019年公表)

鳥(2019年公表)

研究内容・用途

世界遺産ナスカの地上絵が分布するナスカ台地で、山形大学調査団は現地調査を実施しています。これらの地上絵を調査しているのは、現在、世界で唯一山形大学だけです。

地上絵の近くには、当時の人々が残した膨大な土器や石器が分布しています。最新の学際的な研究成果にもとづいて、山形大学ナスカ研究所では、これらの遺物の特徴や分布状況を分析します。

研究部門

研究組織には、3つの研究部門があります。過去の社会を調査研究する「考古人類学部門」、考古学のビッグデータについて人工知能(AI)を利用して解析する「AI(人工知能)部門」、認知心理学・情報科学・AMS年代測定等を利用して過去の社会を研究する「認知情報科学部門」で構成されています。

考古人類学部門

坂井 正人(教授)部門長 業 績 業 績
猪俣 健(客員教授)  
Kevin J. Vaughn(客員教授)  
Christina A. Conlee(客員教授)  
松本 剛(教授) 業 績 業 績
松本 雄一(客員准教授) 業 績
山本 睦(准教授) 業 績 業 績
Corina M.Kellner(客員准教授)  
瀧上 舞(客員准教授) 業 績
荘司 一歩(講師) 業 績 業 績
酒井 恵祐(講師) 業 績

AI(人工知能)部門

櫻井 秋久(客員教授)部門長  
安田 宗樹(教授) 業 績
田中 敦(准教授) 業 績
Hendrik Hamann(客員教授)  
Marcus Freitag(客員教授)  
Siyuan Lu(客員教授)  
Conrad Martin Albrecht(客員准教授)  

認知情報科学部門

本多 薫(教授)部門長 業 績 業 績
門叶 冬樹(教授) 業 績 業 績
大杉 尚之(准教授) 業 績 業 績
時津 裕子(客員教授) 業 績

過去のプロジェクト

科学研究費助成事業 基盤研究(B)

ペルー、ナスカの地上絵の学際的研究
2006年度~2008年度

科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)

アンデス文明の盛衰と環境に関する学際的研究
2009年度~2013年度

日本学術振興会 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム

ナスカ地上絵の学際的研究における次世代研究者養成とネットワーク構築
2011年度~2013年度

科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)

アンデス比較文明論
2014年度~2018年度

日本学術振興会 大学の世界展開力強化事業

「山形・アンデス諸国」ダブル・トライアングル・プログラム
2015~2019年度

科学研究費助成事業 基盤研究(A)

人工知能を利用した世界遺産ナスカの地上絵研究
2020年度~2024年度

活動記録

2024年

2024.4.17
~6.3

企画展「器にみるアンデス世界―ペルー南部地域編―」(主催:天理大学附属参考館)の展示に協力しました。

2024.5.4

天理大学附属参考館に招待され、企画展「器にみるアンデス世界―ペルー南部地域編―」記念講演会において「ナスカの地上絵と人工知能:新展開の現地調査をめぐって」と題して講演しました。

2023年

2023.3.15
~5.12

展覧会「地上絵の謎と保護~挑戦する研究者たち~ 山形大学ナスカ研究所の10年展」(主催:山形大学ナスカ研究所・山形大学附属博物館、於:山形大学附属博物館)を開催しました。

2023.3.21

公開講座「山形大学におけるナスカ研究」渡邊洋一(羽陽学園短期大学学長・山形大学名誉教授)、坂井正人(山形大学教授)(主催:山形大学ナスカ研究所・山形大学附属博物館)を開催しました。

2023.4.15

イベント「人工芝のグラウンドに地上絵をかいてみよう!」坂井正人(山形大学教授)(主催:山形大学ナスカ研究所・山形大学附属博物館)を開催しました。

2023.6.1

AI技術を利用して発見した4つの地上絵に関する研究成果が国際学術雑誌「Journal of Archaeological Science」に掲載されました

2023.6.16

在日本ペルー大使館主催の日本ペルー国交樹立150周年記念講演会に招待され「ナスカの地上絵の発見と保護」と題して講演しました。

2023.6.28

講演会「Entendiendo la tradición religiosa Cupisnique-Chavín de los Andes Centrales(中央アンデスにおけるクピスニケ・チャビン宗教伝統を理解する)」(Hugo C. Ikehara Tsukayama)(メトロポリタン美術館・古代アメリカ美術主任研究員) (主催:山形大学ナスカ研究所、科学研究費新学術領域研究(研究領域提案型)「出ユーラシアの統合的人類史学:文明創出メカニズムの解明」(松本直子:JP19H05731)、科学研究費基盤研究(A)「人工知能を利用した世界遺産ナスカの地上絵研究」(坂井正人:20H00041))を開催

2023.11.28

プラスチック成形加工学会に招待され「人工知能を活用した世界遺産ナスカの地上絵研究」と題して講演しました。

2022年

2022.12.10

講演会「初期メソアメリカ文明の巨大建築と社会変化―アグアダ・フェニックス遺跡の調査」猪俣健氏(アリゾナ大学教授、山形大学教授・プロジェクト教員)(主催:山形大学ナスカ研究所)を開催。

2022.11.29

4th Chile-Japan Academic Forum: archaeology online sessionに招待され、「Research Project on the Nasca Geoglyphs」と題して講演しました。

2022.12.13

在ペルー・イタリア大使館主催シンポジウムNuevos desafíos para la arqueología andina en la cooperación italo-peruana: investigación multidisciplinaria y tecnología integrada.に招待され、「Líneas de Nasca en peligoro.」と題して講演しました。

2022.12.17

IEEE International Workshop on Big Spatial Data(第7回)において、基調講演「Accelerating Discovery and Conservation of the Nasca Geoglyphs using Artificial Intelligence」をおこないました。

2021年

2021.02.21 バーチャル・シンポジウム(第1回)「ナスカ」(主催:山形大学、テキサス大学、北アリゾナ大学)を開催しました。
2021.03.13 バーチャル・シンポジウム(第2回)「ナスカ」(主催:山形大学、テキサス大学、北アリゾナ大学)を開催しました。
2021.03.14 バーチャル・シンポジウム(第3回)「第3回ナスカ」(主催:山形大学、テキサス大学、北アリゾナ大学)を開催しました。
2021.03.05 東京理科大学インテリジェントシステム研究部門より招待され、「ナスカの地上絵研究とAI活用」と題して講演しました。
2021.03.31 学術図書『Líneas y Cerámica en las Pampas de Nasca, Perú, 2011-2013』を出版しました。

2020年

2020.01.11 国際シンポジウム「Arqueología y Patrimonio Cultural de la Costa y Sierra Sur del Perú」を開催しました。
2020.12.16 ペルー文化省主催の講演会(バーチャル)に招待され、「La investigación y Protección de las Líneas y Geoglifos de Nasca」と題して講演しました。

2019年

2019.03.16 イェール大学Richard Burger教授とLucy Salazar研究員を迎えて、国際学術講演会「マチュピチュとナスカの地上絵:最新調査からみた世界遺産 (International Academic Conference“Machu Picchu and Nasca Lines: New Researches for World Heritages in the Andes”) 」を開催しました。
2019.03.21 イェール大学教授Richard BurgerとLucy Salazar研究員を迎えて、国際シンポジウム「Nuevas Perspectivas a la Formación de Civilización Temprana en Los Andes: Cronología,Interacción,y Organización Social(アンデス文明形成過程をめぐる新たな視角:編年、交流、社会組織) 」を開催しました。
2019.08.29 国際シンポジウム“Interacción y Dinamismo Social en los Andes y en la Mesoamerica”を開催しました。
2019.10.09 Centro Cultural Peruano-Japonesにおいて、「Avances en la Investigación Arqueológica y la protección de las Líneas y Geoglifos de Nasca」と題して講演しました。
2019.10.25 ペルー国立サンマルコス大学考古人類学博物館100周年記念講演会に招待され、「Nuevos aportes a la Investigación Arqueológica de los Geoglifos de las Pampas de Nasca」と題して講演しました。
2019.11.15 ナスカ台地とその周辺部で143点の新たな地上絵を発見しました。
IBMコーポレーションと人工知能を用いたナスカ地上絵研究に関する学術協定を締結しました。
2019.12.14 国際シンポジウム 「ペルーの文化遺産保護の最前線-アンデスの黄金、ナスカの地上絵、インカのミイラ-」を共催しました。
2019.03.31 学術図書『Centros de Líneas y Cerámica en las Pampas de Nasca, Perú, hasta el año 2018』を出版しました。

2018年

2018.02.17 国立民族学博物館と学術交流・協力に関する協定を締結しました。
教皇庁立ペルーカトリカ大学教授 Luis Jaime Castilloを迎えて、国際学術講演会「ナスカとモチェ」(山形大学・国立民族学博物館学術協定締結記念)を開催しました。
2018.02.19 教皇庁立ペルーカトリカ大学教授 Luis Jaime Castilloを迎えて、国際フォーラム「Monumentalidad y Poder en los Andes(山形大学・国立民族学博物館学術協定締結記念)」を開催しました。
2018.03.03 パリ大学Patrice Lecoq教授を迎えて、国際学術講演会「インカ帝国と石造建築物:チョケキラオ遺跡とエスピリトゥ・パンパ遺跡」を開催しました。
2018.03.06 パリ大学Patrice Lecoq教授を迎えて、国際シンポジウム「Rutas e interacciones humanas en los Andes(アンデスにおける人の移動ルートと交流)」を開催しました。
2018.04.01 山形大学の附置研究所として「山形大学ナスカ研究所」に改組しました。
2018.05.15 村山地区高教研理科部会で、「ナスカの地上絵の研究と保護:山形大学ナスカ研究所の成果より」と題して講演しました。
2018.06.23 日本アンデス調査60周年記念シンポジウム 「日本アンデス調査団と山形大学ナスカ・プロジェクト」を開催しました。
2018.06.29 山形県立東桜学館中学校で、「世界遺産ナスカの地上絵:山形大学の挑戦」と題して講演しました。
2018.08.05 特別展「古代アンデス文明展」(仙台市博物館)の記念講演会で「ナスカの地上絵を生んだ古代アンデス文明」と題して講演しました。
2018.08.25 イタリア隊との共同シンポジウム「III Simposio de Arqueología: Avances de las Investigaciones Arqueologicas de las Misiones Italiana y Japonesa」を開催しました。
2018.10.08 文化遺産国際協力コンソーシアム、文化庁主催のシンポジウム「文化遺産国際協力のかたち―世界遺産を未来に伝える日本の貢献―」において、「世界遺産ナスカの地上絵に関する保護活動と学術研究」と題して講演しました。
2018.12.22 日本アンデス調査60周年記念シンポジウム 「アンデス文明の成り立ちを追って:日本調査団の継承と発展」 を開催しました。
2018.11.08 山形北高等学校において、世界遺産ナスカの地上絵に関する出張授業をしました。
2019.01.06 鶴岡市自然学習交流館において、「世界遺産ナスカ地上絵に関する学術調査と保護」と題して講演しました。

2017年

2017.03.29 米国テュレーン大学から4名の研究者(Elizabeth Boone、John Verano、Jason Nesbitt、Tatsuya Murakami)を迎えて、国際学術講演会「アンデスとメソアメリカ:地上絵/絵文書、人身供犠、神殿/都市」を開催しました。
2017.03.31 国際シンポジウム「Symposium: Violence, Writing and Frontier in Pre-Columbian America」を開催しました。
2017.07.12 坂井教授が外務大臣から表彰されました
2017.10.10 天童市校長会講演で「ナスカの地上絵:山形大学ナスカ研究所の研究成果より」と題して講演
2017.11.20 古代への情熱(関西外国語大学イベロアメリカ研究センター主催連続講演会)で「世界遺産ナスカの地上絵:最近の研究成果をめぐって」と題して講演しました。
2017.12.15 ペルー文化省主催の国際シンポジウム「Lineas Y Geoglifos de Nasca y Palpa: Estado de la Cuestión y Nuevas Investigaciones(ナスカとパルパの地上絵:課題と新調査)」に招待され、「Investigaciones en las Pampas de Nasca y avances en la protección de los geoglifos de Aja」と題して講演しました。
2017.12.16 山形大学卒業生等首都圏ネットワーク卒業生等のための平成29年度特別講演会で「山形大学ナスカ研究の過去・現在・未来」と題して講演しました。

2016年

2016.02.14 文翔館100周年記念企画展「ナスカの地上絵~山形大学人文学部附属ナスカ研究所の成果から~」を開催いたします![開催日:2月14日~3月13日]
2016.03.6 カリフォルニア大学Kevin Vaugh准教授を迎えて、文翔館で国際学術講演会を開催しました。
2016.03.7 カリフォルニア大学Kevin Vaugh准教授を迎えて、「Round Table Conference on Nasca, 2016」を開催しました。
2016.04.15 国立民族学博物館 藤井龍彦名誉教授を迎えて、山形大学人文学部附属ナスカ研究所講演会「コトシュからナスカへ」を開催しました。
2016.04.19 「舌を伸ばした動物」の地上絵をナスカ台地で発見しました。
2016.04.22 展示「人文学部附属ナスカ研究所の成果」を人文学部2号館1階の市民交流室Agoraで開催しています。
2016.04.26 山形県立東桜学館高等学校において「ナスカの地上絵の発見と魅力:文化人類学のすすめ」と題して講演しました。
2016.5.26 Museo de Arte de Lima(MALI)より招待されて、国際シンポジウム「Nasca. Vida, muerte y transformación en el desierto」において「Los geoglifos: Rituales, líneas vs. figuras biomórficas, cronología」と題して発表した。

2015年

2015.01.28 国際シンポジウム開催のお知らせ[開催日:2月11日]
2015.02.11 UCLA、Vanderbilt University、McMaster Universityから3名の研究者(Alexei Vranich,John Janusek, Andrew Roddick)を迎えて、国際学術シンポジウム「La producción de los espacios rituales en las regiones de la zona sur de los Andes」を開催しました。
2015.02.14 UCLA、Vanderbilt University、McMaster Universityから3名の研究者を迎えて、国際シンポジウム「Transformaciones y continuidades sociales en la formación del Estado Primario」を開催しました。
2015.03.04 公開講演会『地上絵とミイラ:ナスカにおける学術調査と遺跡保護』を開催します。[開催日:3月22日]
2015.03.22 ペルー国立ビシャレアル大学のMiguel Pazos教授を迎えて、公開講演会「地上絵とミイラ」を開催しました。
2015.04.27 ペルー共和国文化省と「特別協定書」を締結しました。
2015.05.01 平成27年度 山形大学公開講座[人文学部]『世界遺産 ナスカの地上絵』を開催します。[開催日:6月3日~6月26日]
2015.05.28 「世界遺産ナスカの地上絵パネル展」を山形県立中央病院「あおやぎギャラリー」において実施します。
2015.06.01 Perú Shimpoに「特別協定書締結」の様子が掲載されました。
2015.06.03 山形大学公開講座『世界遺産ナスカの地上絵』が開講しました。
2015.06.05 山形大学公開講座『世界遺産ナスカの地上絵』第2回を開催しました。
2015.06.10 山形大学公開講座『世界遺産ナスカの地上絵』第3回を開催しました。
2015.06.12 山形大学公開講座『世界遺産ナスカの地上絵』第4回を開催しました。
2015.06.26 山形大学公開講座『世界遺産ナスカの地上絵』第5回を開催しました。
2015.07.03 「世界遺産ナスカの地上絵パネル展」開催中です。[2015.07.24まで]
2015.07.07 ペルー共和国ナスカ市街地の近郊で新たな地上絵を発見しました。
2015.07.09 「世界遺産ナスカの地上絵パネル展」記念講演のお知らせ[開催日:7月24日]
2015.09.05 ペルー共和国ナスカ市内にて、イタリア調査隊と日本(山形大学)調査隊による国際シンポジウム「II Simposio de Arqueología: Avances de las Investigaciones Arqueologicas de las Misiones Italiana y Japonesa」が開催されました。

2014年

2014.02.18 山形新聞記事「ナスカの地上絵-究める最前線-」が掲載されました。
2014.02.16 ドイツ国立考古学研究所、テキサス大学、パデュー大学から3名の研究者(Markus Reindel、Christina Conlee、Kevin Vaughn)を迎えて、国際学術シンポジウム「Desarrollo y cambio en las Sociedades Prehispánicas de la Costa Sur del Perú」を開催しました。
2014.02.20 ドイツ国立考古学研究所、テキサス大学、パデュー大学から3名の研究者を迎えて、国際学術円卓会議 「Round Table Conference on Nasca, 2014」を開催しました。
2014.02.22 ドイツ国立考古学研究所、テキサス大学、パデュー大学から3名の研究者を迎えて、人文学部国際学術講演会「Geoglyphs and Society in Nasca and Palpa: Recent Advances in Archaeological Research(ナスカとパルパの地上絵と社会:考古学研究の最前線)を開催しました。
2014.03.31 学術図書 『Centros de Líneas y Cerámicas en las Pampas de Nasca, Perú, 2010』を出版しました。
2014.04.24 ナスカ研究所が国際学術雑誌Peruvian Archaeologyを刊行しました。
2014.05.08 ペルー共和国ナスカ市街地近郊で地上絵を発見しました(17頭のラクダ科動物)。
2014.08.18 ナスカ地上絵の保護を目的に㈱ミラドールと協定を締結しました。
2014.06.28 公益社団法人長井教育会記念講演会でナスカ地上絵に関する講演をしました。
2014.10.15 山形県立産業技術短期大学校でナスカ地上絵に関する講演しました。
2014.11.24 在ペルー日本大使館で「山形大学のナスカ地上絵研究」と題して講演しました。
2014.12.01 文部科学省 情報ひろば「企画展示室」で、山形大学「世界遺産ナスカの地上絵に関する学術研究と保護活動」を展示しています。(2014.12.01~2015.03.31)
2014.12.09 学長定例記者会見で「ナスカ研究所活動報告」を行いました。

2013年

2013.01.09 「世界ふしぎ発見!」で人文学部のナスカ研究プロジェクトが紹介されました。
2013.01.10 山形新聞 山形放送の「2013年8大事業」にナスカ研究が選定されました
2013.04.17 山形大学人文学部附属ナスカ研究所は、新しい地上絵を発見しました(斬首の場面)。
2013.05.07 山形新聞記事「ナスカの伝言 解明に挑む山形大」が掲載されました。
2013.08.20 山形新聞記事「ナスカの伝言 解明に挑む山形大」第3部が掲載されました。
2013.08.26 山形新聞記事「ナスカの伝言 解明に挑む山形大」現地調査の様子が掲載されました。
2013.09.09 山形新聞記事「ナスカの伝言 解明に挑む山形大」第4部が掲載されました。
2013.09.18 山形新聞記事「ナスカの伝言 解明に挑む山形大」写真特集が掲載されました。
2013.10.15 山形新聞「新聞週間」にナスカの記事が掲載されました!
2013.11.10 国際ロータリー第2800地区大会で公開シンポジウムを行いました。
2013.12.18 遠藤商事株式会社様並びにネッツトヨタ山形株式会社様からナスカ研究に対して支援金をいただきました!
2013.12.26 「ナスカ基金」を開設しました!

2012年

2012.08.10 「ナスカ研究所運営委員会」を開催しました。
2012.09.12 『やまがた街角』秋号に“人文学部プロジェクト「ナスカ地上絵」への挑戦”が掲載されました。
2012.11.13 山形大学人文学部附属ナスカ研究所を開所しました。

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メディア報道

新聞

  • 京都新聞、科学スコープ:地上絵の発見にAI活用、2024年6月12日
  • 熊本日日新聞、AIが発見 山形大チーム開発、2024年5月30日
  • 神戸新聞、ナスカの地上絵AIで「発見」、2024年5月23日
  • 中国新聞、ナスカの地上絵探AI、2024年5月22日
  • 中部経済新聞、地上絵発見にAI活用、2024年5月18日
  • 静岡新聞、地上絵の発見AIが効率化、2024年5月12日
  • 読売新聞、「ナスカの地上絵」研究20年、2024年4月10日
  • 毎日小学生新聞、不思議なナスカの地上絵、2023年6月17日
  • 読売KODOMO新聞、文化財どう守る?崩れるナスカの地上絵、2023年6月8日
  • 河北新報、ナスカ研究所の活動 まとめる、2023年3月17日
  • 朝日中高生新聞、ナスカの地上絵の謎に迫る、2023年1月15日
  • 朝日小学生新聞、ナスカの地上絵 新たに168点発見、2022年12月27日
  • 朝日新聞、ナスカの地上絵 ぞろぞろ、山形大、新たに168点、2022年12月14日 
  • 河北新報、ナスカの地上絵 さらに168点、2022年12月9日
  • 朝日新聞、ナスカの地上絵研究、2021年4月29日
  • 河北新報、ナスカ地上絵、新たに143点 山形大のグループ、AI活用で研究加速、2019年11月
  • 日本経済新聞社、山形大、ペルーで新たな地上絵を発見 AIも活用、2019年11月
  • 読売新聞、「ナスカの地上絵」具象的な143点発見、2019年11月
  • New York Times、More Than 140 Nazca Lines Are Discovered in Peruvian Desert、2019年11月
  • Japan Times、Yamagata University team finds 143 ancient geoglyphs in Peru's Nazca grasslands、2019年11月
  • 毎日新聞 、みんぱく公開講演会 アンデス文明の起源を求めて:日本人研究者60年の軌跡と展望、2019年4月12日
  • 山形新聞、古代アンデスの謎に迫る ナスカの地上絵 マチュピチュ遺跡、2019年3月6日
  • 山形新聞、ナスカの地上絵の目的は?、2019年1月7日
  • 山形新聞、ナスカの地上絵学ぶ、2019年1月8日
  • 山形新聞、ナスカ研究の最前線:国際学術講演会「インカ帝国と石造建築物:チョキラオ遺跡とエスピリトゥ・パンパ遺跡」、2018年2月10日
  • 山形新聞、ナスカ研究の最前線:国際学術講演会「ナスカとモチェ」」、2018年2月9日
  • 山形新聞、山形大学国際学術講演会:アンデスとメソアメリカ(上),2017年3月21日
  • 山形新聞、山形大学国際学術講演会:アンデスとメソアメリカ(中)、2017年3月22日
  • 山形新聞、山形大学国際学術講演会:アンデスとメソアメリカ(下)、2017年3月23日
  • Japan Times、'Mythical animal' jabs tongue in latest Nazca find、2016年5月14日
  • 東京新聞、ナスカ地上絵新発見相次ぐ、2016年5月10日、夕刊
  • 夕刊デイリー、ナスカ地上絵発見相次ぐ、2016年5月9日、夕刊
  • 日本経済新聞、「ナスカ」に新たな地上絵、2016年5月9日、夕刊
  • 毎日新聞、ナスカの地上絵 謎に挑む、2016年5月6日、夕刊
  • 毎日新聞、山大が地上絵発見、2016年4月20日、朝刊
  • 読売新聞、ナスカに新たな地上絵、2016年4月20日、朝刊
  • 朝日新聞、舌を伸ばした動物?地上絵発見、2016年4月20日、朝刊
  • 山形新聞、ナスカ 新たな地上絵、2016年4月20日、朝刊
  • 河北新報、ナスカに新地上絵発見、2016年4月20日、朝刊
  • 山形新聞、ナスカ魅力と危機知って 山形で企画展写真や映像公開、2016年2月16日
  • 読売新聞、ナスカ地上絵展 初開催、2016年2月14日
  • 朝日新聞、ナスカ地上絵に迫れ 14日から文翔館で企画展、2016年2月5日
  • 西日本新聞、「ナスカの地上絵」新たに24点発見、2015年7月9日、朝刊
  • 毎日新聞、ナスカに「リャマ」24個、2015年7月8日、朝刊
  • 日本経済新聞、ナスカの地上絵新発見 形大、リャマなど24個、2015年7月8日、朝刊
  • 読売新聞、ナスカ地上絵 24点発見、2015年7月8日、朝刊
  • 朝日新聞、ナスカ地上絵 新たに24点、2015年7月8日、朝刊
  • 山形新聞、ナスカに”リャマの大群”、2015年7月8日、朝刊
  • 河北新報、ペルー・ナスカ近郊リャマ地上絵新たに24頭分、2015年7月8日、朝刊
  • 東奥日報、新たにナスカ地上絵リャマなど24点確認、2015年7月8日、朝刊
  • 長崎新聞、ナスカ新たな地上絵24点 山形大が発見、2015年7月8日、朝刊
  • 中国新聞、ナスカの地上絵新たに24点確認、2015年7月8日、朝刊
  • 千葉日報、ナスカの地上絵新たに24点発見、2015年7月8日、朝刊
  • 静岡新聞、リャマ?ナスカ地上絵24点、2015年7月8日、朝刊
  • 四国新聞、ナスカで地上絵24点発見 山形大、2015年7月8日、朝刊
  • 埼玉新聞、新たなナスカの地上絵 山形大リャマなど24点発見、2015年7月8日、朝刊
  • 沖縄タイムス、ナスカの地上絵山形大24点発見、2015年7月8日、朝刊
  • 山形新聞、ナスカ研究山形大で児童ら挑戦、2015年5月11日
  • 朝日中高生新聞、ナスカの地上絵 描き方、解明?、2015年4月5日
  • 山形新聞、地上絵 ナスカの誇り「保護する仕組み必要」、2015年3月23日
  • 毎日新聞、「歴史の鍵穴①」ナスカ地上絵の意味、2015年3月18日、夕刊
  • 朝日小学生新聞、ナスカの地上絵 発見そして再現、2015年3月15日
  • 山形新聞、中 ペルーで全面バックアップ ミゲル・パソス氏、2015年3月14日
  • 山形新聞、上 衛星画像で新たな絵 次々発見 坂井正人教授、2015年3月13日
  • 毎日新聞、「文化」ナスカ地上絵フォーラム研究と保護めぐり民博で、2015年3月12日、夕刊
  • 読売新聞、直線の地上絵 村落結ぶ、2014年10月22日
  • 山形新聞、作るぞナスカの地上絵、2009年8月11日(火)
  • 読売新聞、実物大!ナスカの地上絵,天童中部小で再現-山形大・坂井教授が仮説検証、2009年10月18日(日)
  • 河北新聞、校庭に巨大な鳥-天童の小学校:ナスカの地上絵再現、2009年10月18日
  • 山形新聞、きずなで描いた地上絵-卒業控えナスカ参考に、2009年10月18日
  • 日本経済新聞、ナスカの地上絵解明に挑む、2010年06月29日
  • 山形新聞、新たな地上絵ナスカ地上絵新たに二つ、2011年01月18日
  • Correo、El descubrimiento、2011年1月18日
  • 毎日新聞、ナスカ地上絵に人の頭部か、2011年1月19日
  • 日本経済新聞、ナスカ地上絵2点発見、2011年1月19日
  • The Japan Times、Team finds more Peru geoglyphs、2011年1日19月
  • Comercio、Japoneses descubren dos nuevos geoglifos en Nasca、2011年1月19日
  • La Republica、Descubren dos nuevos geoglifos en Nasca、2011年01月19日
  • Peru21、Descubren dos nuevos geoglifos en Nasca、2011年01月19日
  • 熊本日日新聞、ナスカで新たな地上絵、2011年1月19日
  • 静岡経済新聞、ナスカで新たな地上絵、2011年1月19日
  • 中国新聞、ナスカ,新たな地上絵2点、2011年1月19日
  • 北海道新聞、ナスカに新地上絵、2011年1月19日
  • 河北新報、ナスカに新たな”顔”、2011年1月19日
  • 産経新聞、ナスカの地上絵,新たに2種類発見、2011年1月19日
  • 朝日新聞、ペルー・地上絵新たに2点発見,珍しい人の頭部、2011年1月19日
  • 読売新聞、ナスカに「小顔」地上絵、2011年1月19日
  • Comercio、Arqueólogos descubren 138 centros de líneas en Nasca、2011年2月14日
  • 読売新聞、ナスカの地上絵に人の顔-山形大チーム,衛星写真が威力、2011年2月16日
  • 日本経済新聞、ニュースな人ヒト-南米ナスカで新たな地上絵発見-坂井正人さん、2011年2月24日
  • 毎日新聞、ナスカの地上絵謎解くカギ,直線?、2011年4月20日

テレビ

  • TBS、世界遺産「ナスカとパルパの地上絵 〜 空から迫る ナスカの地上絵の秘密」、2024年4月21日
  • NHK Eテレ、NHKアカデミア 「坂井正人 ナスカの地上絵の謎に迫る」 、前編2023年11月15日、後編22日
  • テレビ東京、探求の階段「ナスカの地上絵研究とAI」、2022年1月27日
  • 英国Blink Films制作「Nazca Desert Mystery」、2022年
  • テレビユー山形、大ナスカ:古代ロマンに迫る山形大学の挑戦、2018年3月28日
  • TBS系列(北海道放送/青森テレビ/IBC岩手放送/東北放送/テレビユー山形テレビユー福島/TBSテレビ/ 新潟放送/信越放送/テレビ山梨/静岡放送/チューリップテレビ/北陸放送/CBCテレビ/毎日放送/ 山陽放送/山陰放送/中国放送/テレビ山口/あいテレビ/テレビ高知/RKB毎日放送/長崎放送/熊本放送/大分放送/宮崎放送/南日本放送/琉球放送)、「大ナスカ ~最後の謎~」、2018年1月20日
  • NHK BSプレミアム、シリーズ 知られざる古代文明:発見!ナスカ・大地に隠された未知なる地上絵、2016年12月3日

ラジオ

  • NHK、ラジオ深夜便「山形発深夜便~インタビュー~山形からナスカへ」、2023年9月30日

雑誌

  • 別冊日経サイエンス、「ナスカの地上絵 新発見!」、2024年4月発行
  • 日本の文化遺産国際協力、文化遺産の国際協力、2024年3月発行
  • NHKラジオ深夜便、謎に包まれたナスカの地上絵。山形で世界的な研究が進行中、2024年2月号
  • 月刊日本の学童ほいく、地上絵の分布調査と人工知能 2023年9月号
  • 月刊日本の学童ほいく、ナスカの地上絵の研究をはじめた理由 2023年8月号
  • 日経サイエンス、新発見!ナスカの地上絵 何のために描かれたのか、2023年3月号

Web掲載

国際学術雑誌

Peruvian Archaeology

Editors
  • Masato Sakai (Yamagata University)
  • Yuichi Matsumoto (National Museum of Ethnology)
論文リスト

PERUVIAN ARCHAEOLOGY Volume 4, 2020
  • Palermo and Late Formation Iocal Socioeconomic Structures of the Sillumocco Polity in the Southwestern Titicaca Basin
    Yoshifumi Sato
  • Continuity and Transformation in Tiwanaku Ritual Architecture
    Alexei Vranich

PERUVIAN ARCHAEOLOGY Volume 3, 2019
  • Cerro Tortolita: An Early Intermediate Period Ceremonial Center in the Upeer Ica Valley
  • Kevin J. Vaughn, M. Elizabeth Graválos, Michiel Zegarra Zegarra, Alicia Gorman
  • Paracas en la Sierra: Interacción Temprana entre la Sierra Centro-sur y Costa Sur
    Yuichi Matsumoto
  • Una ruta de la sal y caravanas de llamas en el sur de Bolivia: Un modelo de intercambio inter-ecológico heredado del pasado precolombino
    Patrice Lecoq

PERUVIAN ARCHAEOLOGY Volume 2, 2015
  • Transformations of Society and Power in Ancient Nasca
    Christina A. Conlee
  • Paracas en Palpa: Los Fundamentos del Poder de la Cultura
    Markus Reindel, Johny Isla, Hermann Gorbahn y Heike Otten
  • Ushnus en la Provincia Inka de Vilcashuamán
    Yuri Igor Cavero Palomino

PERUVIAN ARCHAEOLOGY Volume 1, 2014
  • The Early Initial Period Fishing Settlement of Gramalote, Moche Valley: A Preliminary Report
    Gabriel Prieto
  • Cupisnique Pottery from Campanayuq Rumi, South-central Highlands of Peru: Implications for Late Initial Period Interaction
    Jason Nesbitt Yuichi Matsumoto
Editorial Advisory Board
  • Yoshio Onuki (Little World Museum)
  • Isao Akojima (Yamagata University)
  • David Chicoine (Louisiana State University)
  • Christina Conlee (Texas State University)
  • Lisa DeLeonardis (Johns Hopkins University)
  • César Gálvez (Ministerio de Cultura del Perú)
  • Kaoru Honda (Yamagata University)
  • Go Matsumoto (Yamagata University)
  • Jason Nesbitt (Tulane University)
  • Jorge Olano (Université Paris 1 Panthéon-Sorbonne)
  • Giuseppe Orefici (Centro Italiano Studi e Ricerche Archeologiche Precolombiane)
  • Markus Reindel (Deutsches Archäologisches Institut)
  • Kevin Vaughn (University of California, Riverside)
  • Youichi Watanabe (Yamagata University)
  • Atsushi Yamamoto (Yamagata University)
  • Peruvian Archaeology is a peer-reviewed journal focused on the archaeology of Peru.
  • Inquiries about this journal and manuscript for submission should be sent to
  • nasca@human.kj.yamagata-u.ac.jp

出版物

Líneas y Cerámica en las Pampas de Nasca, Perú, 2011-2013.

編著者:Masato Sakai, Jorge Olano, Hiraku Takahashi
総頁数:247頁
発行所:Yamagata University Press 2021年

Centros de Líneas y Cerámica en las Pampas de Nasca, Perú, hasta el año 2018.

編著者:Masato Sakai, Jorge Olano, Hiraku Takahashi
総頁数:112頁
発行所:Yamagata University Press 2019年

Centros de Líneas y Cerámica en las Pampas de Nasca,Perú, 2010.

編著者:Masato Sakai, Jorge Olano, Yuichi Matsumoto, Hiraku Takahashi
総頁数:267頁
発行所:Yamagata University Press 2014年

教科書等

教科書掲載

2024年 高等学校英語検定教科書「My Way:English Communication Ⅲ」(三省堂)でナスカ研究所の研究成果が紹介。
2017年 「新しい国語のワーク1」(秀学社)でナスカ研究所の研究成果が紹介。
2014年 「アカデミック・ライティングのためのパラフレーズ演習」(スリーエーネットワーク)でナスカ研究所の研究成果が紹介。