本取組みは、現在、天童市西沼田遺跡公園で行っている弥生・古墳時代の復元水田プロジェクトの一環で実施したものです。このプロジェクトでは、東北南部で出土した弥生・古墳時代の農具を復元し、それらを用いて、道具の使用方法などを検証しながら、実験的な水稲栽培を行っています。今回、地元・天童市の方々にこれらの成果を還元することを目的として、サイエンス・カフェ（天童市教育委員会・天童市西沼田公園との共催）を実施しました。

サイエンス・カフェでは、共同研究者の山田昌久先生（東京都立大学）をお招きして、参加者（約30名）の皆様と復元水田や実験考古学について、ざっくばらんに様々なお話をしました。終了後には、今年の実験田で栽培されたお米を参加者に配布しました。

実施後のアンケートでは、「新たな知見を得た」や「今後も継続してほしい」というようなご意見をたくさん頂きました。今後、参加者のご意見を踏まえ、より地域との連携を深め、学術研究を通じた歴史教育の充実を図っていきます。

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• 弥生・古墳時代の水田プロジェクト
• 西沼田遺跡公園