各種取組

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山形大学

山形県の外来種の早期発見〜防除パッケージの構築

  • 地域活性化支援
  • 環境保全
  • 山形県

 外来生物は世界各地で生物の多様性を脅かしているだけでなく、莫大な経済的損失をもたらしています。日本では外来生物の各種被害を防止する目的で、外来生物法が制定・施行されており、改正法で令和5年度から地方自治体が防除の主体となることが義務付けられました。しかし、実際には外来生物の被害状況を調査したり、駆除したりする人員が不足しています。

 そこで、このプロジェクトでは山形県と連携し、県内における外来生物の早期発見から防除への一連の流れを県と大学で協働して行うことを目標として、まずはその体制づくりから始めました。対象とする外来生物として、防除の特別な技術が必要なく、移動しないため目撃情報を確認しやすい植物のうち、特定外来生物に指定されている種を選定しました。県に寄せられた外来生物の分布情報を大学で確認し、防除が効果的に実施できると判断された場合は、県と大学が協働して防除活動を実施します。今年度はオオカワヂシャとオオキンケイギクの駆除活動を実施しました。

 

山形大大学学術研究科(理学部担当) 教授  横山 潤

 

 

特定外来生物オオカワヂシャ

特定外来生物オオキンケイギク


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