WORKS
山形大学
山形県は令和2年12月時点で人口10万人あたりの医師数が約240人と全国34位の医師少数県で、深刻な医師不足が進んでいる上に、若年層が県外に流出しているという現状があります。さらに、全国的に外科医が減少しており、このままでは山形県での外科手術が困難な事態が予想されます。
そこで我々は、臨床実習中の医学生を対象に「Nige Lab」という手技体験セミナーを開催することにしました。電気メスで豚肉を切ったり、内視鏡シュミレーターを使ってみたりといった、普段の実習ではなかなかできないような体験を通して、外科への興味を深めてもらうことがねらいです。また、教員と近い距離で交流することにより、当科に関心を持ってもらうことで、卒業後の進路として山形県内での研修を考えるきっかけにもなれば、と考えています。
これまでに2回開催しており、参加してくれた学生からは「手技ができて楽しかった、また参加したい」「将来を考えるのに良い刺激となった」というように好評をいただいております。
◯担当教員
安田 佐梨(山形大学 医学部第二外科)
内視鏡シュミレーター
縫合実習