WORKS
山形大学
地域おこし協力隊では、理想と現実とのギャップに悩み、十分に活動に取り組めず、途中退任してしまうことが課題となっています。そこで、本取り組みでは、協力隊員が抱えるギャップの軽減や活動における課題の解決につなげることを目指した協力隊員・行政職員向けの研修会を開催しました。
具体的には、「協力隊ってなぁに?」、「うまくいっていること、困っていること」をテーマに、お互い大切にしているポイントやその理由について、参加者同士で“対話”を行うワークショップを実施しました。
山形県内の隊員が参加しやすいよう山形大学米沢キャンパスおよび鶴岡キャンパスの2会場で開催し、米沢キャンパス開催では6名(隊員5名、行政職員1名)、鶴岡キャンパス開催では6名(隊員4名、行政職員2名)から参加をいただきました。“対話”を通じて、隊員・行政間で生じるコミュニケーションハザードの原因を知るとともに、隊員・行政が有する様々な価値観を外在化されました。また、ワークショップを通じて、隊員同士の交流が図られました。協力隊員の活動改善や退任減少・定住増加への目に見える効果は確認できませんが、協力隊員が抱える課題をよりリアルに認識することができたと考えられるため、今後の研修内容への反映を検討していきます。
◯担当教員