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山形大学

長井の歴史発見プログラム2024

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 昨年度開催した「舟運のまち、長井」が市民のみなさまに大変好評であり、今年度も長井市立図書館にて、長井の歴史文化に触れる展示を企画しました。

展示名:「長井の俳人たち」

会期:2025年2月22日(金)〜3月20日(木・祝) 

会場:長井市遊びと学びの交流施設くるんと・長井市立図書館カウンター前

 長井は舟運のまちとして商人の交流が活発であった地域でしたが、商売とともに、全国の商人たちと俳諧を通じて交流をしていました。小出村の綿織物商であり、俳人の川崎凉花(りょうか)・荷笠(かりゅう)親子が、長井の俳諧文化を牽引する存在として知られており、俳諧集『月の首途』や『江戸後期置賜俳人短冊帖』は、全国の俳人たちと交流をしていた様子が窺える資料です。また俳諧の指導役に受け継がれる「文台」の展示も行い、長井市立図書館を訪れる来館者374名に観覧いただきました。アンケート結果からは、「長井あやめ公園の中には句碑も多く残されていて古くから長井に住む人々にも俳句が親しまれていたことがわかった」などの声をいただき、長井地域の地域史料を多くの市民の目にとまる場所での開催は意義深いものであったかと思います。

 2025年2月から、「長井市デジタルアーカイブ」( https://jmapps.ne.jp/nagai/)が稼働し、より一層地域の歴史文化にアクセスできる機会が増えると思われますが、デジタル画像だけではなく、過去にその地域に生きた人たちの資料である地域史料を実際に見る機会を増やすことで、その地域の歴史や文化を考えていただく一助になれたらと思い、定期的に今後も展示を行っていきます。

〇担当教員

石黒 志保(山形大学 人文社会科学部・エクステンション推進サービス本部 担当)

〇関連情報

山形県長井市 デジタルアーカイブ

 


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