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山形大学
西川町本道寺地区は旧来、出羽三山参拝の宿坊として栄え、修験道に関連した地域である。現在その地域は宿坊数も減少し1軒も残っていない。一方で、その宿坊に残された資料は豊富である。近年家屋の解体と共に門外不出の資料が表に出るようになったものの、その資料の取り扱いに関して地域住民は手に余していた。そのため、本道寺の研究をしている若手研究者が音頭をとり、調査整理の技術を持った有志を募って整理をはじめた。調査整理活動には、地域内外から参加者があり、1年間の成果として報告会を実施した。
【資料が豊富な本道寺(研究)】と【資料調査のスタートアップを望む学生(教育)】【若手講師の実践の場(FD)】をマッチングし、本道寺地区住民は歴史の探究やよそものとの交流、学生は自身の新しい視点の創出や地域問題などの現状を把握、実践活動の手法の習得を目指す活動を実施した。来年度も継続して実施の予定。
〇担当教員