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アダプテッド・スポーツの研究を通して人の『できる』可能性を探求する

講師
スポーツ心理学、
アダプテッド体育・スポーツ学

三枝 巧(みえだ たくみ)

アダプテッド・スポーツを体験する

アダプテッド・スポーツは、その人の特徴に合わせてルールや用具などを工夫するスポーツです。既存のスポーツでは難しい場合も、工夫・調整をすることで障がいの有無に関わらず楽しむことができます。研究室のゼミでは、様々なアダプテッド・スポーツを体験します。実際の体験を通して、楽しさに触れ・理解を深めるとともに、聴覚や視覚などの知覚と運動技能との関係を科学的な視点から考える芽を育みます。

音の知覚と運動技能との関連を解明する

これまで、ブラインドサッカー選手はボールトラップの際にボールの位置をより正確に把握するために、頭部を回転するという方法を用いることを明らかにしました。聴覚・視覚などの知覚と運動技能との関連に頭部回転がどのように影響しているのか更なる研究の発展を目指しています。

できる可能性に出会う

アダプテッド・スポーツの実践と研究の行き来を通じ、どうしたらその人がスポーツを行えるのか、どんな工夫をすれば運動技能が高まるのかを考えています。このことは、障がいの有無に関わらず「できる」という可能性を探求するプロセスとも言い換えられます。できた!に出会える瞬間を喜びに、今後も人の可能性への探求を続けていきたいと思います。