写真
みのりっこ学びのすがた
1年生
ななかまどフェスティバル
「くすのきだんちは 10かいだて」

 2月9日(金)は、ななかまど学年の初めてのフェスティバルでした。
 子どもたちは、初めてのフェスティバルに向けて3週間あまり学習を進めてきました。ななかまどフェスティバルの合い言葉は、「こころと力をあわせて!ななかまどのなかまパワーで、『にこにこ』『ぽっかぽか』のフェスティバルにしよう!」でした。
 見てくださる人を、自分たちの発表で、『にっこにこ』『ぽっかぽか』にするために、子どもたちは、今自分にできる精一杯の力で、セリフや歌やダンスの練習に取り組んできました。フェスティバル学習の時間だけでなく、休み時間に自分たちで音楽を流してダンスの練習に取り組みました。また、家に帰ってからも鏡の前で振り付けを考えたり、お風呂に入りながら歌の練習をしたりしました。子どもたち一人一人のフェスティバルを成功させようという気持ちがあらわれていました。
 インフルエンザ等で全員がそろわない日が続きましたが、そんな時は、同じ場面の人が、お友達のセリフを覚えて代役をしてくれました。また、重くて大変なステージの準備や、用具運びなどの仕事にも、喜んで取り組みました。これこそが、ななかまど学年の「なかまパワー」だなあと感じました。
 当日、会場いっぱいのお客様に見つめられ少し緊張している子もいました。しかし、それまで学習を積み重ねた結果が、堂々とした発表に表れていたと感じました。
 2年生〜6年生のお兄さんお姉さんが、歌やダンスに合わせて手拍子をしてくれたり、退場の時に自分のみのり班の1年生に向けて手を振ってくれたりしたおかげで、体育館はあたたかい雰囲気に包まれました。

 シーンとした体育館。暗いステージにライトが当たり、「ななかまどフェスティバル」の開演です。劇あり、歌あり、ダンスありの「くすのきだんちは10かいだて」は、オープニング担当の森の住人の子どもたちの元気な声ではじまりました。


 次々に「くすのきだんち」に住む住人達が登場です。
もぐらさん、きつねさん、うさぎさん、りすさん、さるさん、ふくろうさん、モモンガさんなど個性的な住人達がたくさんでてきました。きつねさんは、ヴァイオリンの名手、さるさんは腕のいい大工さんです。他の動物たちにもそれぞれ得意なことがありました。

 新しい住人のかけすさんのお引っ越しが無事に終わり、ますますにぎやかになったくすのき団地に新たなお客さんが・・・。
 かけすさんの卵をねらって、へびさんが団地に住みたいとやってきました。困ってしまった住人達は、なんとかへびさんを追い出そうと作戦を立てました。

 ダンスをしてうるさい足音を立てたり、こわい音楽を流したり、ふくろうさんがホーホー泣いたり、雨漏りをさせたり、いろんなことをしてなんとかへびさんを追い出しました。

 かけすさんの卵を守ったくすのき団地の住人達は、ダンスパーティを開きました。「コトリサンバ」の音楽にのって、みんなノリノリです。
 かっこいい決めポーズも決まりました。

 パーティの途中、またへびさんがくすのき団地にやってきました。「仲間に入れてもらえないかなあ。」と話すへびさん。へびさんは、くすのき団地のみんなとかけすさんの卵をねらわずに仲良くなることを約束して「ななかまど団地」の仲間になりました。

 へびさんもくすのき団地の住人になり、パーティーを再開しました。仲良くなったみんなで「世界が一つになるまで」を歌いました。
 体育館中に響く気持ちのこもった歌になりました。


 フェスティバルを終えて、上級生からお手紙をもらいました。みのり班のお兄さんお姉さんからもらう手紙を食い入るように読んでいました。手紙には1年生の頑張りがたくさん書かれていて、1年生はみんなにこにこの笑顔になっていました。