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校長室だより

平成22年度 前期始業式での校長の話

平成22年4月7日 武田

1年生は2年生に、2年生は3年生に、3年生は4年生に、4年生は5年生に、そして、5年生は最上級生の6年生に進級しました。おめでとう。 みんな新しい気持ちで、何かわくわくどきどきしていると思います。ここから見ると、みなさん一人ひとりの目がとても輝いています。やるぞという気持ちがあふれていますね。今年もいい学校になるぞという予感がして、うれしく思っています。

さて、前期の学習日の最初の日にあたり、みなさんに3つ、話をします。
一つめは、出会いを大事にしましょうということです。先程、新しい仲間が増えました。3年生と5年生は、新しいクラスになりました。担任の先生が変わったクラスもあります。なかよしペアや、みのり班では、必ず新しい友だちとの出会いがあります。新しい人との出会い自体が、友だちが増えるということで楽しいということもありますが、出会いを大事にするというのは、その出会いによって、自分が成長できるようにするということです。別の言葉でいえば、その友だちから学ぶということです。友だちのいいところをまねして学ぶということもあるでしょう。友だちのために、いろいろ考えたり、行動したりすることで、自分が成長するということもあると思います。具体的にいえば、何か不都合なことをしている友だちがいたら、「何であんなことをするんだろう」と批判的に見るだけでなく、「きっと、そうせざるを得ない何かがあるのかもしれない。だとしたら、自分にできることは何だろうか」と、考えてみましょう。そのことがみなさんを成長させてくれるはずです。

二つめは、具体的な目標を持って生活していきましょうということです。それぞれの学年で、学級で、是非、○○年生としての、自分たちのあるべき姿を語り合ってみてください。そうなるために、自分たちにふさわしい目標を、具体的に考え合ってみてください。めざす姿を具体的に持てると、附属小学校の子どもたちは、どんどん伸びていきます。わたしは、昨年1年間、みなさんの成長する姿を見てきて、それを実感しました。みなさんなら、前期の終りの10月には、今のそれぞれの学年にふさわしい姿になっているはずです。

三つめは、新しいことも挑戦してみましょうということです。実は、今年入学する1年生から、1つの学年が102名となり、1クラス34人の学級となります。これまで附属小学校は1学級40人、1学年128名でしたが、6年後にはすべての学年が同じ34人の学級となるのです。これは、私たちの学校をつくっている山形大学で決めたことなのですが、この学校で学んでいる私たちは、この変化をチャンスと捉えて、新しいことに挑戦していきたい、人数は少し少なくなるのだけれど、さらにいい学校にしていくための努力を新しくしていきましょうということです。どんなことが必要なのか、みんなんで知恵を出し合いながら、考えていきましょう。

今年、1年、元気で明るく、笑顔あふれる学校にしていきましょう。