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校長室だより

平成29年度 前期終業式

平成29年10月6日 校長 佐藤昌彦

おはようございます。

今日は、平成29年度の前期終了の日、一年の半分が終わる節目の日です。
4月7日の始業式から105日目の登校日、1年生は入学式から数えて104日目ということになります。因みに、6年生は、自分の入学式から数えて・・・ 1128日目です。

さて、この終業式という「節目の日」は、皆さん一人ひとりが、この半年間のがんばりを振り返り、自分を見つめ直してみる日です。

前期の始業式の日に、「大好き」の話をしました。
一番大好きになってほしいものは、「自分」というお話でした。

○難しくても 何回失敗しても 諦めないで頑張った自分が 大好き

○悩んでいる友達と一緒に悩んであげられた自分が大好き

○悔しくて泣きそうだったけど、歯を食いしばって我慢した自分が 大好き

○頭にきて怒鳴りそうだったけど、いいよって許してあげた自分が 大好き

いろんな 大好きがあったと思うけど、自分の一番お気に入りの大好きは、なんだったのか 思い出してみてください。

あの時の あの自分が大好き、
いろんな自分のステキな姿が浮かんできませんか。

 きっと いろんな大好きが見つかったことと思います。
 先生は、どんな大好きが生まれていたのか調べるために、学年通信や学級通信をいろいろ読み帰してみました。
 5年生の通信の中には、全校朝会で話した「思いやり」について考えてくれたこうすけ君の「ゆずり合うことのよさ」についてのメッセージが載っていました。いろんな人の考えたこと 頑張ったことの足跡がたくさん記録されていました。
 その中で こんなメッセージを見つけました。
 4年生のふしみさんが、 みのり遠足を振り返って書いたものです。
 「みのり班が 温かくなるように 自分から話せたのでよかったです。あまりしゃべらない 1年生のけいせい君とも、たくさんしゃべれたから、とても楽しかったです。

でも、わたしの班を1番温かくしてくれたのは、6年生のまいかちゃんだと思います。わたしもまいかちゃんみたいになりたいです。」

この文章の中に、先生が今日話したかったことが 全部 詰まっています。
一つ目は 自分のがんばり いいところを ちゃんと 見つけているところ 「みのり班が 温かくなるように 自分から話せたのでよかったです。あまりしゃべらない 1年生のけいせいくんとも、たくさんしゃべれたから、とても楽しかったです。」と書いています。
さらに、それだけで 終わりではなくて、他の人のいいところをしっかりと見つめて、自分もそうなりたいと 目標にしています。
「わたしの班を1番温かくしてくれたのは、6年生のまいかちゃんだと思います。わたしも、まいかちゃんみたいになりたいです。」と書いています。
ふしみさんは、ちゃんと 自分の「大好き」を見つけ、更に 先輩のよさを見つけて、もっと自分がすてきになれるように頑張りたい! 心の根っこを太らせていきたいって 考えたのではないでしょうか。
前期の105日の中で こうしたすてきなことをたくさん体験して、自分のいいところを どんどん増やすことができたのではないでしょうか。

前期には、「1年生を迎える集会」「創立記念日の短距離走」「花や野菜の栽培」「ザリガニや虫のお世話」「なかよし登山」「水泳」「様々なところに出かけた社会科見学」「自然の家での宿泊学習」「みのり遠足」「特別支援学校のお友だちとの交流」「しごと活動」「スポーツフェスティバル」「弦楽部、合唱部さんの演奏や歌声」

そして、毎日の授業・給食・休み時間に 掃除。
自分を磨いて すてきにしていくチャンスが たくさん有りました。
後期は、前期以上に 充実した体験が待っているはずです。
こんなふうになりたいなあ という なりたい自分を 目標にして
また、みんなでがんばっていきましょう。

それでは、後期の始業式で、全員元気に顔を合わせましょう。
 お話を終わります。