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校長室だより

太陽の子

令和元年9月10日 校長 樋口潤一

令和元年9月8日(日)、NHK全国学校音楽コンクール東北ブロックコンクールにおいて、附属小学校音楽部の子どもたちは、磨き上げてきた美しい歌声と豊かなハーモニーを宮城県・名取市文化会館のステージ、そしてホールいっぱいに響かせました!

3年前、嵐田先生が苦労を重ねて探し当て、お借りした練習会場は、名取市文化会館の側にある「名取教会」。今年もその教会の礼拝堂で、子どもたちは朝早くから声を出し、これまで積み重ねてきた表現を丁寧に確認しながら、コンディションを整えていきました。

この教会で、伴奏者の鈴木崇先生が弾いているアップライトピアノは、元・教員の草刈ひろみさんから寄贈されたもので、草刈さんはその後、東日本大震災の津波の痛ましい犠牲となられたのだそうです。教会では、このピアノを「いのちのピアノ」と 呼んで、礼拝の際などに大切に使っているそうです。
 子どもたちは、牧師の荒井偉作さんからこのエピソードをうかがい、 今を生きる幸せと感謝も胸に刻みながらステージに立ちました。

「歌を歌うことが楽しい!」、「みんなと歌うことが楽しくてしかたがない!」その思いを全身で表現する附属小学校の子どもたちの姿は、名取市文化会館のステージでもひときわ輝いていました。 東北各校の圧巻の歌声、演奏を聴くことができたのも大きな財産です。

これからも、その美しい歌声を聴けるのを楽しみにしています!

太陽の子