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校長室だより

太陽の子

令和4年3月24日 校長 樋口潤一

このたびの人事異動で、私(樋口潤一)と、槙正智教諭、青山詩織教諭、逸見裕輔教諭が他の職場へ異動となり、渡邉健太郎先生は、新規採用となりました。それぞれの立場で、この附属小学校の子どもたちが安心して生き生きと学び、伸び伸びと成長していけるよう全力を尽くしてまいりました。その私たちの願いをご理解いただき温かく支えてくださった保護者の皆様に深く深く感謝申し上げます。

私は、本校の教育目標「太陽の子・北国の子・日本の子」からこの「太陽の子」という言葉をひとときお借りして、校長室だよりを書き記してきました。また、私自身の教師としてのあり方を問い直す契機となった『天の瞳』や『兎の眼』などの文学作品を記した、灰谷健次郎(はいたに・けんじろう)の作品『太陽の子』への思いも込めていることは、これまでお伝えしてきたとおりです。

すべての子どもたちが「太陽の子」のように、希望をもって前向きに生きることができるように、子どもたちが生き生きと学びめざましく成長していく姿を見て、私たち教師が生き甲斐を感じることができるように、そしてそんな子どもと教師の姿を見て、保護者の方々も明日への希望を感じることができるようにと願っていました。

今、附属小学校は、コロナ禍においても質が落ちないどころか、むしろコロナ禍を契機とし教育活動の質を限りなく向上させていくことのできる強靱さと新たなノウハウを獲得しました。その逞しさは間違いなく、私たちのチーム力(同僚性)の証だと思っています。

私は、令和元年度の開校記念式で伝統の継承という意味を込め、「つなぐ」という言葉を書きました。

そして先日の卒業証書授与式で、人と人、国と国、過去と現在、現在と未来をつなぐ強い意志をもち、共に歩んでいきたいと願い、漢字の「繋ぐ」という言葉を書き、式辞を述べました。

私たちはこれからも、いつも、どこにいても、「太陽の子」の意志を繋ぐ同志です!

これまで3年間、本当に本当に、ありがとうございました!

太陽の子