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校長室だより

令和4年度 前期終業式

令和4年10月14日 校長 林 敏幸

ナナカマドの実が赤くなり始め、秋の深まりが感じられる季節になってきました。
今日は、前期の終了の日。今年度の学校生活の約半分が終わります。みなさん一人一人が4月からのがんばりをふり返り、自分を見つめ直す一日にしてほしいと思います。

始業式の日に、「みなさんと先生たちとで力を合わせ、笑顔いっぱいの附属小学校をつくっていきましょう」という話をしました。みのり班の結成では、「一人一人のよさをわかり合い、笑顔を咲かせ心をつなげよう」という大テーマを掲げてくれましたね。
 また、全校朝会では、笑顔いっぱいの附属小学校にするために「感謝の気持ちをこめたさわやかなあいさつをしよう」「されて嫌なことはしない言われて嫌なことは言わない」ということをみなさんに話しました。毎日、さわやかなあいさつを自分からできていますか?友達に嫌なことをしたり、言ったりしないで毎日過ごせましたか?ぜひ、一人一人ふり返ってみてください。

では、前期の各学年の「がんばり」について、いくつか紹介したいと思います。

1年「あおだも学年」のみなさん。1年生になってできることがたくさん増えて、とてもうれしいです。毎日自分で登下校したり、元気よくあいさつをしたりすることができるようになりましたね。教室では、先生や友達の話をしっかり聴いて勉強できました。また、生活科では、築山やみのり園などでいろんな花や虫を見つけ、なかには自分でダンゴムシやチョウの幼虫を育てた友達もいましたね。中間休みには、大好きな鬼ごっこをして元気に遊ぶ友達がたくさんいました。「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。後期も好きなことをもっともっと増やしていきましょう。

2年「れんぎょう学年」のみなさん。なかよしペアのお兄さん、お姉さんとして、とても頼もしくなってきましたね。そうじのときに1年生を教室まで迎えに行ったり、わからないことをやさしく教えてあげたりする姿がたくさん見られ、とてもうれしいです。また、生活科では、自分の野菜を大事に育てましたね。毎朝忘れずに水やりを続けたことで、おいしい野菜を収穫することができました。どんな小さなことでも、毎日続ければ必ずよいことにつながります。「継続は力なり」、後期も続けて取り組むことを大切にしていきましょう。

3年「なつつばき学年」のみなさん。社会や理科、タイム、外国語活動などの新しい学習が増え、楽しみが広がりましたね。お店や工場の見学では、初めて見るものや新しい発見がたくさんありました。わくわくしながら発見を楽しむみなさんの姿、とてもうれしいです。また、小学校に入学してからできなかった水泳学習にも初めて取り組みました。大きなプールに入り、うまく浮いたり泳いだりできなかった人もいたことでしょう。「失敗は成功の母」、うまくいかないことは成功への大事な一歩です。
後期も、失敗を恐れず、たくさんのことにチャレンジしていきましょう。

4年「はなうめ学年」のみなさん。上学年の一員として、5・6年生とのクラブ活動や自然の家での宿泊学習など、前期は新しいことをたくさん体験しましたね。上級生と一緒に活動したり、自然の中で仲間と2日間生活したりすることで、たくましさが増してきました。また、みのりSFでは、中学年種目において3年生の気持ちを盛り上げながらリードするなど、勝利に向けて必死になる姿に感動しました。「切磋琢磨」、後期も大切な仲間と協力したり競い合ったりしながら、自分たちの力をレベルアップしていきましょう。

さらに、3・4年複組のみなさんは、3年生と4年生の12名が協力し合い大きく成長できましたね。国語や算数において自分たちの力で上手に学習を進める姿は、本当に見事です。複組は今年度で閉級になりますが、複組最後の12名として、ぜひ歴史と記憶に残るものをみなさんの手で創り上げてください。

5年「とちのき学年」のみなさん。高学年の仲間入りをし、みのり班活動などで活躍する場が増えましたね。6年生が班長として力を発揮できているのは、班長のサポート役であるみなさんがすばらしい力を発揮しているおかげです。みのり遠足では、班の仲間を気にかけながら楽しい雰囲気をつくってくれてとても感心しました。また、自然の家での宿泊学習では、仲間と初めて寝食を共にすることで、お互いのことをよく理解したり、協力して生活をつくる楽しさや大変さを感じ取ったりすることができましたね。「one for all,all for one」、後期も一人一人が力を合わせ、次のリーダーとして活躍することを期待しています。

6年「ななかまど学年」のみなさん。附属小学校のリーダーとして、みのり班活動やしごと活動において一人一人がしっかりと役割を果たしてきましたね。また、入学式やみのりSFなどの大切な準備を丁寧に進めるなど、すばらしい仕事ぶりでした。
みのりSFの全員リレーでは、毎朝率先して練習に取り組み、当日は流れるようなバトンパスと力強い走りで、見る人の心を大きく動かしました。本気の力、限界に挑む姿を見事に示してくれました。みなさんは、まさに下級生の憧れの存在です。「千里の道も一歩から」、後期は卒業式で目指す自分の姿をしっかりとイメージし、日々の積み重ねを大切に生活していきましょう。

最後に、弦楽部、合唱部のみなさんのがんばりにもふれたいと思います。放課後、音楽室から流れる素敵な演奏と歌声に、いつも心が癒されます。音楽は聴く人の心を和ませ、ときには大きな感動を与えます。東北大会での合唱部のみなさんの歌声に、私は心が大きく震えました。後期には、弦楽部と合唱部の発表会が予定されていますね。みなさんの演奏と歌声を楽しみにしています。

みなさん一人一人の成長は最高の喜びです。このように成長できるのも、自分自身のがんばりに加え、共に生活する仲間の協力、お家の方や先生方の支えがあってこそです。みなさんを支えてくれたたくさんの方たちに「ありがとう」の気持ちをこめて、前期を締めくくりたいと思います。
 それでは、後期の始業式で、また全員元気に会いましょう。