
校長室だより

平成30年度 一年生を迎える集会
平成30年4月27日 校長 佐藤昌彦
とちのき学年のみなさん
すてきな学年の名前が決まってよかったですね
とちのきは、人の手のような形をした大きな葉っぱが特長で、その大きな葉っぱを支えるために、木の幹や枝も立派で丈夫なのだそうです。また、栗よりも大きなトチの実がなり、これは縄文時代からの大切な食料になっています。みなさんとち餅を食べたことはありますか。白くて小さな花が集まって咲くのですが、ミツバチが蜂蜜を集める花で、トチノキの蜂蜜は、とってもおいしくて人気があります。
丈夫で強い木、栄養たっぷりな実、そしておいしい蜂蜜になる花、魅力のいっぱいつまったとちのき。きっと、トチノキ学年のみなさんも、いろんな魅力のつまった学年になっていくのでしょね。
そして、みなさん。今日は、みのり班が決まりました。班のメンバーを見て、どうですか?優しそうな人、怖そうな人、おとなしそうな人、楽しそうな人、まじめそうな人、いたずらしそうな人・・・ いろんな人がいますよね。学年も、性格も、好きなことも、それぞれ違う人たちだけど、みんなで一緒に楽しんだり、考えたり、挑戦したりする、その中で、どんどん仲良くなって チームになって、そして、一人一人が育っていきます。それがみのり班のよさだと思います。
そんなよさが、みのり文集の中に、たくさん書かれていました。少しだけ紹介しますね。
昨年度の1年生 ななかまどのみなさんの中から しだ ゆいとさん
「みのり班に初めて会ったときは、なかなか話しかけることができなかったよ。でも、活動か掃除の時、4年生のあやのちゃんが、質問してくれて、その質問に答えたら、「ゆいとくんって そうなんだぁ」って言ってくれたよ。それからあやのちゃんと仲良くなって、ほかのみんなとも仲良くなれたよ。」
いろいろ質問してくれて、ゆいとくんのことを知りたいと思ったことから仲良くなっていったんだね。
さいとう はるたさん
「みのり遠足で、みのり班のみんなとしゃべれるようになったんだよ。
帰るときに、みんなでしりとりをしたら、急に話せるようになったんだよ。
「しゃべれた!やった」っていう気持ちになったよ。うれしくてクラスのみんなに話したよ。」
最初は、どきどきして仲良くできなくても、みんな仲良くなりたい気持ちは一緒なんだね。
ひぐち はるかさん
「みのりSFの 長縄は 最初はとべなかったけど、練習したらだんだんうまくなったよ。それに、練習の時に5年生のリコさんが、背中を押してくれたり、声をかけてくれたりして、ぽかぽかしたよ。」
おにいさん おねえさんが、教えてくれたり、応援してくれるのって、ただ上手になるだけじゃなくて、心がぽかぽかする効果もあるんですね。
ごとう いろはさん
「まみがさき川で、みんなとおたまじゃくしをつかまえたのが楽しかったよ。じょうずなのは、はいねちゃんだよ。手でおたまじゃくしを囲んで、逃げられないように、さっとつかまえたよ。すごいなぁ。わたしは、3匹わけてもらって うれしかったよ。」
自分には できないことを上手にして見せてくれる 先輩がいて、優しくしてもらって、先輩みたいになりたいなっていう気持ちが育っていくんだね。
なつめ学年の いとう きょうかさんは 1年生のももこさんとの出来事を こんなふうに書いています。
「なかよしペアのモモコさんが、けがをして泣いていたとき、なぐさめて、いろいろ話しかけていたら、保健室につく前に泣き止みました。痛いのを我慢できたモモコさんをえらいと思って「よく頑張ったね」と言ってあげました。自分も2年生になって レベルアップしたと思いました。」
頑張った1年生。でも、それを優しく励まして、誉めてあげた自分も学年が1つ進んでレベルアップ。みなさんもレベルアップできそうですか。
そして 最後に つつじ学年の さとう しんごさん
「みのり班の引継ぎ。6年生の熱い思いがたくさんつまった班長ファイルを引き継ぎました。とても数え切れない思いのかたまりが、このファイルには詰まっていました。今まで、リオさんが班長として頑張ってくれたことを見ていたから、今度は自分が頑張りたいです。この班にいて、班長が大変で、でもやり甲斐があることだとわかったからこそ、頑張りたいと思っています。」
班長としての覚悟が伝わってきます。力強い作品です。
もっと もっと 他にも 紹介したい作文はあるのですが、ここまでにします。
きっと 今年のみのり班でも、たくさんのステキな出来事が、起きることと思います。自分の班が 大好きになれる そんなみのり班活動にできるといいですね。
最後になりましたが、つつじ学年のみなさん、ステキな集会の準備有り難うございました。 これで終わります。