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校長室だより

太陽の子

令和元年9月5日 校長 樋口潤一

「切磋琢磨(せっさたくま)」は、中国最古の詩集『詩経』に由来しています。「切」は骨の加工、「磋」は象牙の加工、「琢」は玉(ぎょく)の加工、「磨 」は石の加工であり、「切磋琢磨」は、元来「材料を加工するための手間と緻密さが求められる作業」の意味でした。
 これが転じて、「学問や道徳、技芸などを磨きあげること」、「仲間同士互いに励まし合い競い合って向上すること」の意味となりました。
 子どもたちは今 、スポーツフェスティバルに向けて、「勝つ 」ことにこだわり、「勝つ」ための戦略とチームワークを磨いています。
 「勝つ」ことにこだわり没頭するからこそ、今の自分を超えたい、今までの自分たちよりもっと強く大きな自分たちになりたいと努力を重ねます。 なかなかうまくいかないことへの苛立ちも覚えます。
 勝負とは文字通り勝つことと負けること。どちらにも尊い意味があり、勝負の向こうに、「切磋琢磨」を通して成長し合った自分と仲間の姿を見つけることができる…そんなSFでありたいと思います。
 子どもたち一人一人が、「全力 !! 本気 」で勝負に臨めるように、環境を整え、熱く温かく細やかに声をかけ、見守り、教え導いている先生方(教育実習生も)に、心から敬意を表します!

太陽の子