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校長室だより

太陽の子

令和元年9月6日 校長 樋口潤一

エジソンは、電球を発明するまで10,000回失敗したといいます。しかしエジソンは、「失敗ではない。うまくいかない方法を10,000通り発見しただけだ」と言ったそうです。Try & Errorの極意です。
 子どもたちは、スポーツフェスティバルに向けて、みのり班の仲間と力を合わせて長縄跳びにチャレンジしています。何度引っかかってもいい、何度も何度も時間いっぱいチャレンジすることができます。子どもたちはこれまで、何百回も失敗して、何百通りもの「うまくいかない方法」を発見しているでしょう。その中から、自分なりの「うまくいく方法」を発見し、何度も試しながら習熟し、仲間にも伝授しているかもしれません。今日の全体学習も、決して「やらされる練習」ではなく、これまでの自分たちの成長を確かめる場であり、明日に向けたTry & Errorの大切な時間となっていました。
 こうした「学びの場」を創り出すために 、全体学習の担当は、何度も自分でイメージを描き、原稿を書き、修正を繰り返しながら準備し、リーダーシップを発揮します。そのリーダーの苦労と努力がわかるから、阿吽の呼吸で同僚はフォロワーシップを発揮します。
 教職員の同僚性という「良質な土壌」に、子どもたちは広く深く根を張り、たくましく茎を伸ばし葉を広げ、学びと成長という「豊かなみのり」を見せてくれる…学校とは本当に幸せな場所だと、そしてこの幸せな場所を、私たちみんなで創っているのだと思います。

太陽の子