ホーム > 研究 > 注目の研究 > 農学 > 地域共創活動で誕生したおいしい畜産加工品

注目の研究農学

地域共創活動で誕生したおいしい畜産加工品

掲載日:2024.01.11

准教授 松山  裕城(畜産学)

  スマート・テロワール(スマテロ)をご存じでしょうか?スマテロとは地消地産を基礎とした、原料の生産から加工、消費までの全てを地域内で完結する持続可能な食料自給圏と定義しており、庄内地域では農業者、加工業者、小売業者、そして消費者が一体となる共創活動により、小麦、大豆および畜産加工品を製造・販売しております。山形大学は研究開発でスマテロを支えており、私たちの研究室では庄内地域で得られる飼料資源を最大限活用して肥育豚を効率的に育てるため、大学附属農場や地域の養豚農場で研究しております。その豚肉を加工したロースハムやソーセージについて、味、香り、食感に関する機器分析の実施、消費者やトレーニングを受けた学生による官能評価を実施することにより、エビデンスのあるおいしい畜産加工品の創出に取り組んでおります。全国各地に多様な特徴を持つスマテロが誕生することを目標に、まずは庄内地域を盛り上げていきます。庄内地域を訪れた際はぜひ、スマテロ商品をご賞味ください。

地域で消費される食料を可能な限り地域内で生産すること

庄内スマテロで販売中のロースハムの画像
庄内スマテロで販売中のロースハム

大学附属農場への肥育豚の導入の画像
大学附属農場への肥育豚の導入

畜産加工品の香気成分の分析の画像
畜産加工品の香気成分の分析

 関連リンク

  • シェア
  • 送る

注目の研究[農学]一覧へ