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山形大学生協オリジナル日本酒「燦樹」の魅力に迫る!

要約 山形大学生協オリジナル日本酒「燦樹」が2月1日に販売された。内容量720ml 2,050円(税込)
ポイント

・今回で16回目の発売

・「奥羽自慢」とのコラボ

・今後山形県内のお店での提供も視野に入れている

・来年の酒造りは組合員に体験していただきたい

(鈴木)YUM!の鈴木です。本日はよろしくお願いします。

(小島)よろしくお願いします。山形大学生協の農学部購買書籍店店長の小島です。

 

1.燦樹の基本情報

(鈴木)早速ですが、燦樹について簡単に教えていただきたいです。

(小島)燦樹は日本酒の純米大吟醸です。使われているお米は「出羽燦々」という酒造好適米です。このお米は鶴岡キャンパスから車で10数分のところにある高坂農場で特別栽培の認証を受け、栽培されています。

 

(鈴木)特別栽培とは何でしょうか。初耳です。

(小島)普段の栽培に比べて50%以下の農薬・化学肥料で栽培したものを指します。その分農場職員さんの手間暇がかかっています。

 

(鈴木)なるほど。手間暇かけたお米で燦樹を作っているんですね。

(小島)そうです。お酒の醸造は鶴岡市周辺の酒蔵に協力をいただいています。今年は昨年と同じく「奥羽自慢」様に協力いただきました。

 

(鈴木)協力をしていただく酒蔵は2,3年に一度変更すると聞きました。

(小島)そうです。毎年の出来を楽しみにしている方はそこもポイントになっていると思います。

 

2.なぜ山形大学生協で日本酒?

(鈴木)ところで、どうして山形大学生協でオリジナル日本酒を販売しているのでしょうか。

(小島)一時期、全国の大学生協でそれぞれオリジナル商品を作ろうという動きがありました。その時に山形といえば日本酒だろうということで作り始めました。実は学長せんべいもその時にできたオリジナル商品なんですよ。

 

(鈴木)そうなんですね。となると、山形大学生協以外にも日本酒を販売しているところもあるのでしょうか。

(小島)東北だと、弘前大学生協や東北大学生協でも販売していますよ。

 

3.今年の特徴的な出来事

(鈴木)醸造の際に何か特徴的な出来事はありましたか。

(小島)今年の酒造りは、学生に稲刈りや、酒蔵で蒸らした米をほぐしてタンクに入れる作業などを体験してもらいました。参加した学生には未成年も多かったのですが、酒造りに込められた想いを感じることができたと言っていていました。楽しい体験を提供できたのかなと思います。

 

(鈴木)若者の酒離れなど言われていますね。

(小島)そうですね。そのような酒離れの中、山形の伝統あるお酒に親しみを持ってほしいという想いもありました。

▲稲刈りの様子

▲蒸した米をほぐす様子

▲ほぐした米をタンクへ入れる様子

 

4.燦樹の販売

(鈴木)今年は3種類の販売と聞きましたが、それぞれの特徴などありますか。

(小島)生、火入れ、濁りの3種類ですね。

 

(鈴木)生からお願いします。

(小島)タンクからくみ出してろ過したものです。見た目がとても透き通っていて、香りと味わいも透き通っています。ジューシーさがあってすいすい進む日本酒です。

 

(鈴木)火入れはどうでしょうか。

(小島)火入れは生の燦樹を瓶ごとお湯で熱して長期保存可能にしたものです。なので成分は生と同じです。火入れは夏過ぎに飲むとまた違った味わいがあります。昨年私も試してみたのですが、あきらかに変化していたのでとても驚きました。

 

(鈴木)最後に濁りはどうでしょう。

(小島)醸造の過程のお米のカスなどを”おり”と呼ぶのですが、それを漉さないことで味わいを変化させたものです。おりがらみとも呼ばれます。生や火入れに比べてお米の味が増して、よりフルーティーさを感じます。

 

(鈴木)どこで購入できるのでしょうか。

(小島)山形大学生協の各キャンパスの購買で購入可能です。組合員とそのご家族の方はアプリを用いたネットショッピングも可能です。数量は限られますが、山形駅近くの金森酒店でも購入可能です。

 

5.これからの展望

(鈴木)これからどのような展望がありますか。

(小島)来年度はもっと学生の関わりを増やしていきたいと思っています。今年は山形大学生協学生委員OH,ONE!?に体験していただきましたが、組合員の方にも是非体験していただきたいと思っています。

 

(鈴木)新商品の開発などの予定はありますか。

(小島)現在開発中ですが、秘密です。

 

6.燦樹に興味がある方に何か一言お願いします

(鈴木)最後に燦樹に興味がある方に一言お願いします。

(小島)燦樹は学生が飲んでも日本酒のおいしさを感じることができる出来になっていますので、ぜひ一口飲んでファンになってほしいです。今後酒蔵を変更することもあるので、味の違いを毎年楽しみにしていただきたいと思っています。

 

番外編.おすすめの飲み方

(鈴木)本日はありがとうございました。実は私も3種類すべて購入済みなのですが、おすすめの飲み方などありますか。

(小島)私はワイングラスで飲むことと、温度の変化を楽しむことをおすすめします。

 

(鈴木)ワイングラスで飲むのですか。

(小島)グラスを回して空気に触れさせることで香りと味をより鮮明にかじることができるんです。日本酒が「花開く」と表現されるようです。

 

(鈴木)おしゃれな飲み方ですね。温度の変化もあるのですか。

(小島)そうです。少しぬるいくらいになると辛口がより目立つように感じます。今の時期の山形は常温といっても冷蔵庫のようなものなので、少し暖かくなってくる頃に火入れを飲んでみるとまた違った印象を感じると思いますよ。