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ホーム > お知らせ:お知らせ > 平成28年度「障害学生支援技術養成講座(聴覚)」を開催しました!
掲載日:2017.02.24
聴覚障害学生への修学上の支援を担当する支援スタッフを養成するため、2月22日(水)に基盤1号館126教室にて
障がい学生支援センター専任の有海先生を講師に障害学生支援技術養成講座(聴覚)を開催しました。
また、当事者視点を重視した講座を実施するため、特別講師として聴覚障害当事者である窪田祥子さん、
他大学で学ぶ聴覚障害学生をお迎えしました。
さらに、講座中の窪田さん、聴覚障害学生への支援として、山形県聴覚障がい者情報支援センターの方に
手話通訳・パソコン通訳を担当いただきました。
今回の講座には、後期に有海先生による手話講座を受講したYUハートサポーター11名が参加し、手話講座で
身につけた手話スキルを発揮するため、初めに全員が手話で自己紹介を行いました。
▲講座全体の様子
▲手話通訳・PC通訳の方
▲手話で自己紹介する受講生
▲特別講師の窪田さん
講座の前半では、聴覚障害および支援に関する理解を深めたあと、聴覚障害学生にその場の情報を書いて伝える
「手書きノートテイク」の仕方を学びました。
ポイントを押さえながらノートテイクを何度か練習し、最後には実際の授業場面を想定して、模擬授業での実技
練習を行いました。
窪田さんからは、「(最初と最後を比べて)同じ人が書いたノートテイクとは思えない!」とお褒めの言葉を
いただきました!
▲ノートテイクのポイントを学びます
▲実技練習の様子(奥:受講生、手前:聴覚障害学生)
▲実技練習の様子
▲実技練習のあとの振り返り
講座の後半では「手話講座特別編」として、手話を使いながら伝言ゲームしたり、窪田さんや聴覚障害学生に手話や普段の様子を聞いたりする時間となりました。
▲手話講座特別編の様子
▲手話で伝言ゲーム「意外と伝えるって難しい!!」
半日にわたる長時間の講座でしたが、どの学生も一生懸命に学んでいました。
参加した学生からは
・実際に聴覚障害を持った方と交流して、支援の仕方や本人が何を要望しているかリアルな言葉が聞けて
良かった。また、支援をする上でイメージを持つことができた。
・聴覚障害学生へのノートテイクと運動障害学生へのポイントテイクでは違いがあるが、支援利用学生のニーズに
合わせるということはどのような場合でも共通していると思った。
・ちょっと意識してみるだけでも、伝わりやすさは大きく変わると思った。伝わっただろうと勝手に思い込まない
で、相手の反応や雰囲気なども伝わるように、参加している感じを持ってもらえるように心がけたい。
・情報保障支援(手話通訳・パソコン)がある環境が初めてだったのでいい機会になった。
・さらに手話への関心が高まった。
といった感想が聞かれました。
実際に聴覚障害の方に教えていただくことで、学びの多い充実した講座になったようです。
現在、山形大学にはノートテイク支援を希望する学生は在籍していませんが、今後の状況によっては、
今回の受講生から支援を担当してもらうことになるかもしれません。
学んだことを活かし、ますます頑張ってほしいと思います!
YUハトサポの活躍に乞うご期待!