掲載日：2019.02.22

障がい学生支援センターでは、今年度も支援センターを利用している発達障がいの特性のある学生に呼びかけ、
就活準備講座2018を開催しました。

「就活したいと思うけど、何をしたらいいか不安だな･･･」
「自分の適性にあった仕事ってなんだろう･･･」
「就活チャレンジしてみたけど、なかなかうまくいかないな･･･」など
発達障がいの特性のある学生さんたちは、就活の見通しがもてず不安を抱えています。

そこで障がい学生支援センターでは、発達障がいに特化した就労移行支援を行う「株式会社Kaien」に講師を依頼し、
「働くってどういうこと？楽しく働く・苦手を克服・得意を活かす」をテーマに講座を開催いただきました。

講座では、実際にパソコンで作業をしたり、架空の業務を行ったりして仕事力を測り、
どういった環境だとパフォーマンスが落ちるのか、逆にどういった環境を作るように工夫すればいいのか等を学びました。
学生さんによって作業の様子や工夫はさまざまで、興味深かったです。

今年は昨年度に比べ、「よろず相談（個別相談）」に時間をたくさん割いていただきました。
短時間ではありましたが、それぞれ講師からいただいた助言に熱心に耳を傾けていました。
障がい学生支援センタースタッフにとっても、それぞれへの助言を確認し、適切にフォローしていきたいと思います。

そしてもう１つ、今年度の講座内容の特徴として、「ライフスキル講座」を盛り込んでた頂きました。
「不安のコントロール方法」と「アルバイトのチャレンジ」をテーマにお話しいただきました。
不安のコントロールでは、ある事柄についてどれだけ不安や緊張感を感じるかを参加者で共有し、
同じ事柄であっても、人によってそれぞれ不安に思う度合いは違うということを知りました。
このように違う見方があることを知ることで、認知を変えることの大切さを学んだり、
ストレスを軽減する方法を出し合ったりなど、不安をコントロールする方法を学びました。
これは就活だけではなく、修学面・生活面でも活きることだと感じました。

１日半にわたる盛りだくさんの内容でしたが、受講生の皆さんは熱心に取り組んでいました。
３月から就活に本格的に望む学生さんもいたので、少しでも後押しになったらいいなと思います。

障がい学生の「弱み」を「強み」に変えて、それぞれにあった修学、就活ができるよう、
今後も同様の講座や支援を少しずつしていきたいと思います。

さらに、キャリアサポートセンター・就職課とより一層連携を図りながら、発達障がい学生のみならず、
障がい学生のキャリア支援にも少しずつ注力していきます！
※本講座は山形大学校友会の助成を受けて実施しました。この場を借りて御礼申し上げます。

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