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ホーム > お知らせ:お知らせ > 卒論発表会において聴覚障がい学生への情報保障支援を行いました!
掲載日:2019.03.07
山形大学には聴覚障がいのある学生が複数名学んでいます。
そのうち、理学部、農学部に4年生が在籍しており、それぞれの卒論発表会に臨むにあたり、質疑応答における情報保障支援(パソコンノートテイク)を行いました。
障がい学生支援センターでは、平成28年度から小白川キャンパスにおいて、毎年1,2回聴覚障がい学生支援技術(手書きノートテイク、パソコンノートテイク)の養成講座を行っており、支援を担当できるハトサポ(YUハートサポーター)を育てています。
小白川キャンパスにある理学部の卒論発表会では、これまで養成講座を複数回受講し、支援技術を身につけたハトサポ学生2名と支援センター教員が支援にあたりました。
▲支援の様子
▲質疑応答の様子1
▲質疑応答の様子2
農学部の卒論発表会では、鶴岡市のパソコン要約筆記サークルに協力を仰ぎ、支援者3名と支援センター教員1名が支援にあたりました。
▲支援の様子
▲質疑応答の様子
卒論発表会(ポスター発表)では、同じ会場に何人も発表者がいるため、質問者の声を支援者が聞き取ることが難しく支援自体が難しくなります。
そこで今回は、普段は聴覚障がい学生が利用する「補聴援助機器」を支援者が活用し、質問者の声をノイズ下でもダイレクトに支援者が聞き取れるよう工夫しました!
聴覚障がい学生2名はそれぞれ3年次、4年次に文字通訳支援を利用し始めたので、先生や学生の質問を、パソコンテイクをとおして確認し答えることに慣れておらず、
質問する側も支援のシステムに慣れていない状況で、最初はなかなか大変でしたが、
2人ともパソコンテイクを利用しつつ、自身の聴覚も活用しつつポスター発表を無事終えることができました。
今回の支援利用の経験が、他の場面での支援利用に活きてくれることを願います!