掲載日：2021.02.12

障がい学生支援センターでは、「山形大学校友会事業」として、
「障がい学生に特化したキャリア支援」をテーマとした事業を平成２９年より継続して実施しています。

その一環として、キャリアサポートセンターと連携し、
「自分と上手くつきあうためのストレスマネジメントセミナー」をオンライン形式で開催しました！

8/7にキャリアサポートセンターと共催した「多様な学生のための就活セミナー」に参加した学生の傾向として、
コミュニケーションや修学、就活に難しさや不安を抱えていることがわかりました。
そこで、そういった学生らの不安を軽減し、安定した修学や就活に向かえるよう、
自身の抱える困難さやその要因となる特性等を多面的に理解し、
さらに特性に応じたストレスマネジメントを学ぶことを目的としたセミナーを企画しました。

講師として、長年、健康行動科学の研究や臨床経験の知見を基に、
ストレスマネジメントの教育やカウンセリングに従事してこられた
筑波大学 名誉教授の宗像恒次先生をお招きし、実践的なお話しをして頂きました。

まずは自分のDNA気質を理解し、どういった特性（得手不得手など）があるか、
そしてどういったストレスを感じやすいか、その機序も含めて自己理解を深める必要があることの説明がありました。
加えて、特性に応じたセルフケア行動やSAT法によるストレスマネジメントのお話しがあり、
エビデンスに基づいたマネジメント方法を学びました。

障がい学生支援センターを利用している学生や8/7のセミナー参加者に声をかけ、
参加学生は7名と少数でしたが、参加満足度は100%でした！
満足度の理由には、
「気質について学べて考え方が変わり、ラクになった」
「気質がDNA由来のものであり、すべて自分のせいではないことが分かって安心することができた」
などがあり、今回のセミナーを通して自分の特性を肯定的に捉えられるようになっていると考えられました。

また、「気質は変えられないが、ストレスはコントロール出来る事を学んだ」
という声もあり、自分と上手くつきあうための対処法について学んでくれたと思います。

参加学生からは今後もこういったセミナー開催の要望があり、
また潜在的なニーズもあると思われることから、
今後もキャリアサポートセンターと連携しながら、様々なキャリア支援・就活支援を実施していきたいと思います！

今回学んだことは、日頃の障がい学生支援にも活かしていきたいと思っています！

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