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ホーム > お知らせ:お知らせ > 令和3年度第2回障がい学生支援技術養成講座(聴覚)開催しました!
掲載日:2022.02.22
障がい学生支援センターでは、毎年学期末に1回ずつ、
聴覚障がい学生への支援技術を学ぶ養成講座を開講しています。
第2回の養成講座は2/17、18の2日間にわたって行いました。
できれば対面で実施したかったのですが、感染状況を踏まえ、
今回もオンライン形式で講座を実施しました。
約10名ほどが参加し、そのうち半分は新規の学生さんたちでとてもうれしかったです!
始めに、実際に聴覚障がいのある講師から、
自身の聞こえについてや学生時代の支援体験を話してもらい、
支援の必要性を学びました。
その上で、情報保障支援全般の役割を理解し、
実際の支援実技の説明、実習を繰り返し行いました。
オンライン形式だとなかなか実習の振り返り、コメントを充分にできないことが残念です・・・。
でも皆さん一生懸命取り組んでくれました!
また今回は、「利用学生体験」の時間も設けました。
受講生のうち2,3人にパソコンの音量をミュートにしてもらい、周りの音が届かない状態にし、
その上で受講生全員で、あるテーマに関してトークをするというものです。
それにより、情報が届かない中で話の輪に加わることがどういう状態かを経験してもらいました。
「誰がしゃべっているのかわからず、全く話がわからなくて、どこをみたらいいかわからなくなった」
「みんなが笑ったりしているのはわかるけど、なぜ笑っているのかわからずもどかしかった」
「みんなが手を挙げていても、全くわからず反応ができなくて、時間がとても長く感じた」
などなど、実際に聴覚障がいのある方が経験しているであろう「情報が届かない」状態を体験し、
実感として情報保障支援の必要性、意味を学んでもらえたと思います。
情報保障支援は、単に情報・要点を伝えることではありません。その場に参加することを支援するものです。
授業においては、先生の話を理解し、聴覚障がい学生が自ら考え、反応し、行動することをサポートします。
その大事な役割・意味を理解して支援に臨んでもらうことを大切にしています。
講座の最後には手話講座も行い、日常生活でよく使う手話、授業や支援で使う手話などを学びました。
今回受講してくれた新規ハトサポさんたちの4月からの活躍を期待しています!
▲講師の様子
(オンライン形式なのでたくさんパソコンを使っています!)
▲手話講座の様子