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算数科
算数科で目指す子どもの姿
わたしたちは、数量・図形・記号などに囲まれながら生活している。これらは、わたしたちの生活の豊さに大きく寄与している。この豊かさの背景にある数学は、真理を追究するために、たとえ基礎的な部分であっても慎重に吟味し、その基礎をもとに、多面的にしかも、丁寧に推論を重ねて発展してきた学問である。基礎を大切にしつつ、さらに深く真理を追究しようという姿勢をもちながら数量・図形・記号を用い、論理を創りあげてきた。そのよりよいものを創りだそうとする姿勢や、真理を追究しようとする姿勢は、現代においても受け継がれている。たとえば、数学的な考えは、自然科学や社会科学、人文科学などの様々な分野においても取り入れられている。また、社会生活においても、数学を根拠にしながら事象を説明することが求められている。
こうしたことから、算数科の学びを通して、子どもが問題解決を進めるときには、事象を多面的・大局的に見つめ、一般化・統合化し、本質を見極めて数理を創造した上で、次の問題を見出し、その解決へと向かうことを繰り返すことを大切にしたいと考える。そこで、目指す子どもの姿を以下のように設定した。
数理を創造し続ける子ども
※詳しくは、「授業の創造81号」に掲載してあります。