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校長室だより

令和元年度
第69回 開校記念式 校長挨拶

令和元年5月17日 校長 樋口潤一

5月20日は、令和時代となって初めての開校記念式日。今日は、その記念式を行いました。

本校は、明治11年10月1日に、「山形県師範学校附属練習小学 」として開校し、その日を「創立記念日」としています。そして、戦後の昭和26年4月に新制大学制度が実施されたことに伴い、「山形大学教育学部附属小学校」として開校し、5月20日を「開校記念日」と定めました。この「2つの誕生日」があることも、子どもたちに話しました。

開校記念日には、かつて、「全校リレー大会」を行っていました。この「競い合い、切磋琢磨する」ことにも大きな意味がありました。現在行っている「チャレンジ記録会」は、「今の自分に挑戦し、昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分へと成長し続けること」を目的とし、お互いの挑戦を応援し合う仲間づくりも大切にしています。

日々勝負にかけている一流のアスリートたちは、行き着くところ「自分との戦い」なのだと口々に言います。だからこそ、戦う相手にも深い敬意を感じるのだと言います。

私たち教師も、子どもたちと共に、「昨日の自分よりも今日の自分、今日の自分よりも明日の自分」へと成長し続けること、そのために学び続けることを自らに課したいと思います。

その、教師と子どもが共に敬意を抱きつつ、成長し合い学び続ける姿こそ、附属小学校の伝統を「つなぐ」ことであり、新たな伝統を「つくる」ことになるのだと考えています。

令和元年度
第69回 開校記念式 児童代表挨拶

 

さわやかな風が吹き渡り、千歳山の緑がすがすがしく感じられるようになりました。
今日は、私たちの山形大学附属小学校、第69回開校記念式です。私はこの日をご来ひんのみな様、先生方、全校生徒のみなさんと一緒にお祝いすることができて、とてもうれしく思います。

さて、私たちの附属小学校は、今年で創立141年を、開校して69年を迎えます。調べてみたところ、明治11年10月1日に、山形県師範学校附属小学校として生まれて、昭和26年4月1日に、山形大学附属小学校という名前で開校したことがわかりました。明治、大正、昭和、平成、令和とつながってきた、とてもとても長い歴史と伝統のある学校です。この長い年月の間、附属小学校では、たくさんの生徒が学び、成長し、卒業していったのだろうな、私たちも、この歴史と伝統ある附属小学校の一員として、学んでいるのだな、と思うと気持ちがぎゅっとひきしまります。私は、ここで学んでいることが素晴らしいことなんだと思いました。

私は附属小学校の学びの中で大好きなことがたくさんあります。特にみのり班での活動が大好きです。みのり遠足、みのり班清掃、みのり登山、みのりスポーツフェスティバルなどの活動です。今年も新1年生を迎えて、みのり班ができました。私が1年生の時の班長は、優しく、たくましく、安心感がありました。でも、そんな班長もきっと、ワクワク感と不安が入り混じった気持ちだったのかもしれません。  

私は6年生になり、いよいよ今年、班長になりました。70パーセントワクワクしていますが、30パーセント不安もあります。同じ班の人が、「この班あまり楽しくないな。」と思ってしまうかもしれない、という不安があります。でも、みんなが楽しくなれるように、自分から話していきたいです。そして、みのり遠足やみのり登山などで、みのり班の仲間と一緒にすごせることが、今からとても楽しみです。

私たちは今、毎日楽しく、元気に学校で学び、生活をしています。それは、たくさんの学びの場を作ってくださる先生方、見守ってくれる家族や地域のみなさんの支えがあるからです。

今年5月1日から、新しい元号「令和」になりました。日本で最も古い和歌集である万葉集からとられた二文字で、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたいとの願いを込め、決定したと発表されました。

私たちは「心を合わせてみんなニコニコ附属小」という今年の大テーマを決めました。6年生、ゆきやなぎ学年を中心に、仲間と心を合わせて協力とニコニコ笑顔でつながり、「令和」に込められた願いのように、みんな一人ひとりがそれぞれの花を咲かせることができる一年にしたいです。