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校長室だより

令和5年度 修了式

令和6年3月18日 校長 林 敏幸

今、学年代表のお友達に、修了証書をお渡ししました。みなさんには、あとで一人一人に先生方からお渡しします。一年間の修了、おめでとうございます。

さて、あっという間に令和5年度が終わろうとしています。みなさんは、学級で一年間の学びや成長をふり返ったと思いますが、私も、後期を中心に各学年のがんばりについて、いくつか紹介したいと思います。

1年「カルミア学年」のみなさん。できることがたくさん増え、ずいぶんたくましくなってきました。附属幼稚園の年長さんとの交流会では、学校の中をくわしく案内したり、一緒に楽しく遊んだりできましたね。そのときの姿は、すっかりお兄さんやお姉さんでした。4月からは、なかよしペアのお兄さん、お姉さんとして新しい1年生のお手本になってください。

2年「あおだも学年」のみなさん。「あおだもわくわく冬まつり」では、楽しいお店をたくさん準備し、多くの人を笑顔にしてくれました。「よく考えたなあ」とびっくりするアイディアもあり、みなさんの考える力に驚かされました。3年生からは、今までなかった社会や理科などの学習がたくさん始まります。新しいこと、やりたいことにどんどん挑戦してください。

3年「れんぎょう学年」のみなさん。3年生から始まった学級タイムでは、各クラスで楽しい学習を展開しましたね。スポーツで多くの人を元気にしたり、山形らしい名物を考えてつくったり、馬見ヶ崎川の植物や生き物を調べたりと、思い思いの活動に取り組みました。4年生でも様々なことにチャレンジし、夢中になって楽しんでください。

4年「なつつばき学年」のみなさん。市民合同音楽祭への参加を通して、歌声を磨き上げ、「チームなつつばき」として心を一つにできましたね。元気よく、のびのびと楽しそうに歌う姿からは、みなさんが明るく素直に成長している様子がとても伝わってきました。4月からは、みのり班の班長を支える存在として大いに活躍してください。

5年「はなうめ学年」のみなさん。入試のお手伝いでの責任ある姿、6年生を送る集会でのすばらしいリーダーシップ、本当に見事でした。一人一人の真剣さややる気が随所で感じられ、とても頼もしく感じました。次は、いよいよ附属小を支え、全校生をリードする立場です。“任せて安心「はなうめ学年」”、どうか自信をもって歩みを進めてください。

6年「とちのき学年」のみなさん。一年間、附属小のリーダーとして全力で活躍してくれました。特に、今回新たにチャレンジした「みのりの時間」では、アイディアあふれる活動を計画してくれたおかげで、遊びながら大切なことを学ぶことができました。みなさんの取り組みは、みのり班活動の歴史に新しい1ページを刻みました。明日の卒業式では、力強く堂々とした姿で六年間の思いを伝えてください。

最後に、弦楽部、合唱部のみなさんのがんばりにもふれたいと思います。インフルエンザの流行で練習が限られた中、クリスマスコンサートでは聴く人の心を和ませ、大きな感動を与えてくれました。弦楽部の演奏、合唱部の歌声は、附属小の大きな自慢の一つです。卒業式での弦楽部の厳かな演奏、入学式での合唱部の美しい歌声を楽しみにしています。

さて、明日はいよいよ卒業式です。卒業生と在校生がお互いに感謝と励ましの気持ちを伝え合い、一人一人が一年間の成長を感じるときです。私は、4月の始業式の日に、「みなさんと先生たちとで力を合わせ、笑顔いっぱいわくわくいっぱいの附属小学校をつくっていきましょう」という話をしました。明日の卒業式のことを考えると、私はわくわくが止まりません。これまでの4年間、新型コロナの影響で全員が集まっての卒業式を行うことができませんでしたが、やっとみんなそろっての卒業式を開催できるからです。伝統の合唱組曲「いつまでも心に」もやっとみんなで歌えます。その瞬間を考えると、とてもわくわくしてくるのです。でも、逆に心配なことも少しあります。「卒業証書を渡すときに、卒業生の名前をまちがえないかな」と考えると、不安な気持ちになるのです。私もみなさんと同じように緊張するのです。きっと、6年生にも、同じように緊張することが心配だと思う人がいることでしょう。そういう人は、こんなふうに考えたらどうでしょう。緊張するから余計にわくわくすると…。そう考えると、少し気持ちが楽になるかもしれませんよ。
 明日は、緊張感のある空気の中で思いきりわくわくを楽しみ、素敵な卒業式にしましょう。その中に、みなさんのすばらしい笑顔がたくさん広がることを期待しています。
 これで、私の話を終わります。